2017年6月3日から近畿圏の高速料金が変わり、現金とETCとの差がはっきりしてくる

画像引用元:NEXCO西日本

2017年6月3日から近畿圏の高速料金の変更で現金走行とETC走行との差がはっきりしてくるようです。

やはりETC走行をしないと高くついてしまう事になりますね。

 

近畿圏の新しい高速料金、具体的にどう変わるのか

 

【新料金に変わる道路】

阪神高速(阪神圏)・近畿道・阪和道(長原IC~岸和田和泉IC)・西名阪道・第二京阪道路・京滋バイパス

画像引用元:NEXCO西日本

車種による区分を統一する

 

それまでは阪神高速は2車種、ネクスコ西日本は5車種と区分けの仕方が違っていました。

それを5車種に統一することになりますね。

 

普通車を1.0とした場合の車種間比率

軽自動車等 0.8
普通車 1.0
中型車 1.2
大型車 1.65
特大車 2.75

軽自動車の料金は普通車の0.8倍になる。

阪神高速、南阪奈道路、堺泉北有料道路はこれまで軽自動車、普通車、中型車が同じ料金でしたが、改定により軽自動車は安くなり、中型車は高くなるわけです。

管理会社の変更

 

 

大阪府道路公社・南阪奈有料道路及び堺泉北有料道路 ネクスコ西日本に移管
阪神高速・京都線の油小路線・斜久世橋 ネクスコ西日本に移管
阪神高速・京都線の新十条通 京都市に移管して無料に

これにともない京都市に移管する阪神高速・京都線の新十条通は無料になる。

 

経由するルートによって違っていた料金の見直し

これまでは経路によって料金が違っていました。

これから経路ではなく、乗った場所と降りた場所の起終点間の最短距離を基本とする料金に改定されます。

 

第二京阪道路(枚方学研IC)→阪神高速環状線

経路 現行料金 変更後
(経路によらない同一料金)
守口線(31.3km) 1690円 1610円
東大阪線(28.5km) 1610円
松原線(42.8km) 2060円

守口線、東大阪線、松原線、それぞれ経路によって距離が違い料金も違っていました。

改定されると乗った場所と降りた場所が同じであれば同じ料金になります。

 

 

南阪奈道路(太子IC)→阪神高速環状線

 

経路 現行料金 変更後
(経路によらない同一料金)
守口線(44.9km) 1978円 1318円
東大阪線(33.7km) 1698円
松原線(26.8km) 1318円

 

第二神明(伊川谷JCT)→阪神高速 生田川 国道2号

 

経路 現行料金 変更後
(経路によらない同一料金)
北神戸線・新神戸トンネル(26.7km) 1120円 80円
北神戸線・神戸山手線(25.3km) 1080円
第二神明道路・神戸線(22.5km) 800円

対距離料金への移行

現在、均一料金となっている近畿道、阪和道、西名阪道、第二京阪道路について、ETC車は利用距離に応じた料金へ移行します。

 

近畿道・阪和道

 

ETC走行車 現金走行車
現行510円 → 距離によって270円〜上限750円 現行510円 →上限の750円固定

 

西名阪道・第二京阪道路・京滋バイパス

 

これまでの料金が上限となります。

同様にETC走行車は距離によって変わり、現金走行車は上限の金額で固定です。

 

 

環状線へのルート

枚方学研IC→環状線(道頓堀) ETC車:現行 2040円→新料金 1610円
普通車:現行 2360円→新料金 2860円
水走IC→環状線(道頓堀) ETC車:現行 720円→新料金 660円
普通車:現行 930円→新料金 1300円
柏原IC→環状線(道頓堀) ETC車:現行 1130円→新料金 1090円
普通車:現行 1340円→新料金 1740円
太子IC→環状線(道頓堀) ETC車:現行 1650円→新料金 1320円
普通車:現行 1860円→新料金 2060円
加島→環状線(北浜) ETC車:現行 610円→新料金 470円
普通車:現行 930円→新料金 1300円
守口→環状線(本町) ETC車:現行 610円→新料金 620円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
長田→環状線(道頓堀) ETC車:現行 610円→新料金 530円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
大堀→環状線(なんば) ETC車:現行 720円→新料金 660円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
堺→環状線(信濃橋) ETC車:現行 720円→新料金 710円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
天保山→環状線(土佐堀) ETC車:現行 610円→新料金 520円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
安治川→北津守 ETC車:現行 510円→新料金 370円
現金車:現行 210円→新料金 210円
池田木部→神田 ETC車:現行 510円→新料金 300円
現金車:現行 310円→新料金 300円

ETC走行では値段が下がり、現金走行車の場合は料金が上がる傾向になります。

 

りんくうJCTなど大阪湾付近ルート

住吉浜→環状線(土佐堀) ETC車:現行 930円→新料金 1100円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
東大阪JCT→生田川 ETC車:現行 930円→新料金 1300円
現金車:現行 930円→新料金 1300円
りんくうJCT→環状線(土佐堀) ETC車:現行 930円→新料金 1300円
現金車:現行 930円→新料金 1300円

料金の変更なし。

 

阪神高速京都線

第二京阪接続部→城南宮南 ETC車:現行 460円→新料金 380円
現金車:現行 460円→新料金 460円
第二京阪接続部→鴨川西 ETC車:現行 460円→新料金 460円
現金車:現行 460円→新料金 460円
鴨川東→山科 ETC車:現行 460円→新料金  無料
現金車:現行 460円→新料金  無料

ETC車だけ若干下がる程度。

鴨川東→山科は無料になります。

まとめ

高速料金はETCカードの普及を促す目的で現金・クレジットカードで走行する車にとって不利な料金に改定されていきます。

 

この先、ETC2.0が普及してくると、その差はもっと大きくなるでしょうね。

ETC2.0になると、どこをどう通っていったかがより詳しく記録されるようになり、それに見合った料金になっていくんだと思います。

 

これらの状況を見ればETCを使っていない人は早目にETCカードを作る方がいいと言えますね。
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以上「2017年6月3日から近畿圏の高速料金が変わり、現金とETCとの差がはっきりしてくる」という記事でした。

2017年10月19日コラム

Posted by 管理人