海外旅行中に使うお金はプリペイド式クレジットカードを使うのが便利、18歳未満の子供におすすめ
海外旅行のとき、お金はどうしますか?
ある程度の現金は両替して持っていくとは思いますが、やはりカードは必要でしょうね。
クレジットカード?デビットカード?
海外だと特に紛失・盗難が心配じゃありませんか。
その点、プリペイド式クレジットカードならチャージした金額しか使えませんので万が一の場合も被害は少なくて済みます。
さらに18歳未満の子供だとクレジットカードは作れませんが、プリペイド式クレジットカードなら年齢制限は13歳以上、もしくは年齢制限なしのものもあります。
足りなくなった場合は親御さんが日本国内からチャージしてあげることも出来ます。
海外旅行や留学に行くお子さんに持たせるには使い勝手がいいカードだと思いますよ。
海外に行くときにはおすすめのプリペイド式クレジットカード、クレジットカードやデビットカードとの違いも確かめながらどんなものがあるのか見ていきましょう。
プリペイド式クレジットカードとは
プリペイド式クレジットカードとは前もってお金をチャージしてから使うクレジットカードという認識でいいと思います。
特別な審査もなく18未満でも作れるカードです。
クレジットカードのように信用取引(要するに一時的な借金)をするわけではないので、審査は不要なんです。
特徴
海外旅行中に多額の現金を持ち歩くには不安ですよね。
プリペイド式クレジットカードなら海外のATMで現地の通貨を引き出す事が出来るので旅行中のお財布代わりになります。
お金をチャージしてから使いますので、上限はチャージした分だけです。
基本的にクレジットカードのようにVISA、MsterCardのようなブランドがあり、そのマークのある店舗などではショッピングに使えます。
またオンラインショッピングでも使えます。
入金方法
日本国内の金融機関のATM、窓口、インターネットバンキングからカード会社の会員専用口座へ入金(チャージ)する。
海外旅行中に入金(チャージ)する場合は、海外でインターネットバンキングを利用するか、日本国内にいる家族(事前登録が必要)に頼んで入金(チャージ)してもらう。
入金する通貨はカード会社によって日本円のみのもの、外貨で入金出来るものとがある。
旅行先の外貨で入金しておくと現地のATMから引き出すときに両替しないので為替手数料がかからないというメリットがある。
為替の両替手数料
主なクレジットカードの為替手数料は、その日の為替レートの約1.6~2%程度です。
プリペイド式クレジットカードは4%程度と高め。
しかし現地の通貨でチャージした場合は為替手数料は発生しない。
例)米ドルでチャージしたものをアメリカで米ドルとして使うと通貨の両替が発生しないため。
メリット
クレジット審査なしで作れます
事情により審査に通らずクレジットカードが作れない人でもプリペイド式クレジットカードなら作る事が出来ます。
過去に支払い延滞などでブラックリストに載ってしまったような人でも作る事は出来るんです。
18歳未満の子供でも作れる
18歳未満の子供だとクレジットカードは作れませんが、プリペイド式クレジットカードなら年齢制限は13歳以上、もしくは年齢制限なしのものもあります。
紛失・盗難などで不正使用された場合のリスクが限定的
チャージした分しか使えませんので万が一不正使用された場合でも損失は限定的です。
紛失・盗難の場合はカードを止める事が出来ます。
簡単にチャージ
プリペイド式クレジットカード用に銀行口座を用意したり、登録したりする必要はありません。
ATMからでもチャージ出来ます。
ただし海外でチャージする場合はインターネットバンキングを使うのでインターネットバンキング出来る口座を用意しておかなくてはいけませんね。
海外のATMで必要な分だけ現地通貨を引き出す事が出来る
どうしてもカードが使えない店舗など現金が必要になる場合はありますよね。
海外のATMで必要な分だけ現地通貨を引き出す事が出来るので高額な現金を持ち歩かなくて済みます。
デメリット
高額な買い物は出来ない
1回の引き出し限度額、加盟店利用時の上限金額が決まっているので、大きな買い物は出来ません。(限度額はカードの種類によって異なる)
クレジットカードのような分割払い・リボ払いは出来ません。
公共料金、携帯電話料金、保険料、インターネットプロバイダー料といった月額・継続支払いができません。
本人以外の人が入金する場合は、前もって委任状が必要
海外旅行または留学中の子供のために国内から親御さんがチャージする事が出来ますが、本人以外の人が入金する場合は、前もって委任状が必要な場合もあります。
為替手数料が高額でATM手数料も発生する
クレジットカードに比べると為替手数料は割高です。
ATMを使った場合にも手数料が発生します。
他のカードとの違い
クレジットカードとの違い
クレジットカードは引き落とし口座に残高がなくても使える。
プリペイド式クレジットカードは口座とは関係ない。
入金(チャージ)した分だけ使える。
クレジットカードはキャッシングで現金を入手出来るが借金なので利息がつく。年18%程度
プリペイド式クレジットカードはチャージされている分から現金化するだけなので借金ではない。
だから利息はつかない。
クレジットカードは高額な買い物を分割・リボ払いに出来る。
プリペイド式クレジットカードは一括払いのみ。
デビットカードとの違い
デビットカードは、決済時に銀行口座から利用料金が引き落とされます。
支払いと同時に自分の口座から引き落としされるので口座の残高以上は使えません。
つまり銀行残高が利用限度額となり、残高が多ければ不正使用の被害も拡大します。
Suicaやnanaco、WAON、Edyといった電子マネーとの違い
そもそもSuicaなどは海外では使えませんが国内でも使えるプリベイド式クレジットカードと比べた場合を見てみましょう。
Suicaなど電子マネーはカード内のICチップによって利用可能残高を管理している。
カードを盗まれたら全額戻ってこない。
それに対してプリベイド式クレジットカードは発行会社のサーバー内で残高を管理しているので紛失・盗難のときにカードを止める事が出来ます。
利用できる店舗・サービスは圧倒的にVISAやマスターカードに対応しているところが多いのでプリベイド式クレジットカードの方が強いです。
おすすめプリペイド式クレジットカード比較
プリペイド式クレジットカード、使い勝手のいいもの3つを比較してみます。
マネパカード | NEO MONEY | キャッシュパスポート | |
入会・年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
年齢制限 | 15歳以上 | 13歳以上 | なし |
チャージの手数料 | 無料 | 無料 | 入金金額の1% |
現地ATM引出手数料 | 場所による | 200円 | 200円 |
為替手数料 | ※無料または3% | 4% | ※無料または4% |
国内での利用 | OK | NG | NG |
※現地の通貨でチャージしておけば為替手数料はかからない。
マネパカード
6つの外貨(米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円)を1枚のカードにチャージできる、マルチカレンシー・プリペイドカードです。
為替レートが良いとき(つまり円高のとき)に外貨をチャージすれば、よりお得に利用できます。
例)
500米ドルをチャージ
1ドル100円だと50.000円でOKだが、
1ドル110円だと55.000円が必要になる。
申し込みは15歳から。
(未成年者が申し込む場合は親権者の了解が必要)
50万円まで補償されるカードショッピング保険が付いています。
日本国内でも使えます。
NEO MONEY
ネオ・マネー(NEO MONEY)はクレディセゾンが発行している海外専用プリペイドカード。
世界各国のVisaや中国、韓国などのアジア圏で強い銀聯(ぎんれん)加盟店でのショッピングや、Visa ・Plus・銀聯マークのついたATMで現金通貨の引き出しができます。
引き出しが出来る主な通貨
米ドル、ユーロ、英ポンド、シンガポールドル、カナダドル、ニュージーランドドル、中国元、豪ドル、タイバーツ、デンマーククローネ、マレーシアリンギット、韓国ウォン、サウジアラビア・リヤル、台湾ドル、ノルウェークローネ、チェココルナ、パシフィックフラン、フィリピンペソ、ベトナムドン、スウェーデンクローナ、ポーランドズロチ、香港ドル、フィジードル、ハンガリーフォリント、メキシコペソ、エジプトポンド、ブラジルレアル、南アフリカランド、インドネシアルピア、トルコリラ |
申し込みは13歳から。
(未成年者が申し込む場合は親権者の了解が必要)
日本円でしかチャージ出来ないため常に為替手数料がかかります。
日本国内でも使えるタイプ、使えないタイプがあります。
NEO MONEY Visa海外専用カード、NEO MONEY銀聯は国内では使えません。
カード盗難・紛失時も、24時間365日運営の「紛失・盗難デスク」あり。
使わなければ手数料は発生しませんので、試しに作ってみた場合のコストはゼロです。
キャッシュパスポート
国際ブランドはMastercard。ICチップが搭載されており、セキュリティー面でも安全。
カード発行時にオリジナルカードとスペアカードの2枚のカードが発行される。
紛失・盗難のときはカードサービスへ連絡すればすぐにカードを停止出来ます。
その際スペアカードで引き続きお買い物・ATM利用が可能です。
年齢制限はないため、未成年でも申込み可能です。
1回のチャージは1万円以上100万円以下となります。チャージ金額の1%の入金手数料が発生します。
日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドルの9種類の通貨をチャージ可能。
まとめ
昔は海外旅行のときは「トラベラーズチェック」というものを銀行で発行してもらい持っていきました。
現地の通貨に交換出来たり、店舗でそのまま支払いに使える小切手のようなものでした。
街中では100ドルのトラベラーズチェックで10ドルの買い物をして90ドルの現金を手にしたりしていましたね。
あ〜懐かしい。
それから考えるとプリペイド式クレジットカードは便利ですね。
その日1日だけ使う現金をATMで引き出す事が出来ます。
たくさんの現金を持ち歩くのは物騒ですからね。
カードの残高が減ってきたらインターネットバンキングからチャージでOK。
海外旅行や留学に行くお子さんに持たせれば使用履歴も出るので安心ですよ。
どんな行動をしているかわかりますものね。
手数料は高めですが、賢く使えば便利なカードだと思います。
以上「海外旅行中に使うお金はプリペイド式クレジットカードを使うのが便利、18歳未満の子供におすすめ」という記事でした。
気に入ってもらえたらシェアしてくれると嬉しいです。