首都高・阪神高速のETC割引ならETCコーポレートカード
車を使う業種の方、ETC割引をうまく使えていますか。特に首都高・阪神高速を頻繁に使っている業種の場合、たくさん利用しているのだから、もっと安くならないかと思いますよね。
もし普通のETCカードを使っているとしたらメチャクチャ損してますよ。
だって普通のETCカードでは首都高・阪神高速は割引ゼロだからです。
ETCコーポレートカードって聞いた事ありませんか?これなら首都高・阪神高速でも割引で使えます。
首都高・阪神高速をたくさん利用するほど割引率が高くなるETCコーポレートカードについて解説していきますので、よろしくお願いします。
首都高・阪神高速を頻繁に利用しますか?
ETCカードは今や、すぐ作れてノンストップに料金所を通過出来るため、かなりの普及率になってきました。
車を使う業種の場合、経費削減という意味からもETCカードは不可欠です。
ETC割引をうまく使えば経費削減に役立つからです。
主なETC割引
- 休日割引
- 深夜割引
- 平日朝夕割引(通勤割引)
業態にもよりますが、これらの割引が使えれば経費削減には役立つはずです。
しかし首都高・阪神高速では普通のETCカードでは割引がありません。
でもETCコーポレートカードなら割引になります。
首都高・阪神高速を頻繁に利用する会社であればETCコーポレートカードを使っていないと確実に損をしている事になるんです。
ETCコーポレートカードを使っていないと確実に損をする
頻繁に首都高・阪神高速を使っている会社ほどETCコーポレートカードを使っていないと損をする事になるのを具体的に説明します。
ETCコーポレートカードは首都高・阪神高速の一ヶ月の利用料に応じて割引率が変わります。
車一台の一ヶ月の利用料が3万円を超える場合、20%の割引になります。
30.000×0.2(20%)=6.000円
30.000-6.000=24.000円
年間だと
割引なし | 36万 |
割引あり | 28万8千円 |
その差 | 7万2千円 |
車両一台につき年間でこんなに違うんです。
何台も車両を使っている会社ならその差はかなりの額になりますね。
首都高・阪神高速以外でもETCコーポレートカードならではの割引がある
首都高・阪神高速以外でもETCコーポレートでないと受けられない割引があります。
- 平日朝夕割引き(ETCマイレージサービスで受けられる還元型の割引きとは別のものです)
- 大口多頻度割引き
平日朝夕割引は普通のETCカードでもマイレージ登録をすれば受けられる割引ですが、ポイント還元型といって
実際に料金が割り引かれるのではなく、ポイントがたまっていくものです。
貯まったポイントを利用料金の支払いに充てるというものです。
それに対してETCコーポレートカードの平日朝夕割引は実際に料金が割り引かれるものです。
大口多頻度割引は、NEXCOが管理する地方部の道路を一ヶ月に利用する回数に応じて割引率が決まるというものです。
1回~4回まで | 0% 割引きなし |
---|---|
5回~9回まで | 通行料金のうち最大100km相当分を約30%分割引 |
10回以上 | 通行料金のうち最大100km相当分を約50%分割引 |
一ヶ月に10回以上の利用で50%の割引が受けられるので経費削減のためには大いに貢献出来る割引です。
口コミ
うちではクレジット会社の発行するETCカードでマイレージ登録をして使っていました。
マイレージ登録をして積極的にETC割引を利用出来ていると思っていたのですが、知り合いからETCコーポレートカードなら首都高も割引になる事を聞きどのくらい削減出来るか計算してみました。
ETCマイレージ登録後も月間20万ほど高速代がかかっていたのですがETCコーポレートカードにするとさらに4万円ほど削減出来るのがわかったのです。
首都高を頻繁に使う車両用はETCコーポレートカードに切り替える事にしました。
ETCコーポレートカード導入のQ&A
Q:だれでも作れるのか
A:ETCコーポレートカードはNEXCOが発行していて誰でも作る事が出来ます。
ただ直接NEXCOに申し込むと手続きが面倒になる事と支払い能力の保証を自分でやらなければいけなくなります。
そのためETCコーポレートカードを扱っている協同組合を通して申し込む場合がほとんどです。
協同組合は事業者のための組合なので個人事業主・法人が対象になります。
個人事業主は事業の届出をしていなくても個人で商売をしている事を証明できれば問題ありません。
クレジットカードと違ってクレジット審査がありませんので、作りやすいカードになっています。
Q:どこで作る?
A:直接NEXCOに申し込むことも出来ますが前述のように協同組合で申し込む事をおすすめします。
Q:デメリットは
A:ETCコーポレートカードは登録した車両ごとにひも付けられたカードなので他の車両では使えません。
普通のETCカードのように複数の車で使い回す事は出来ません。
協同組合で申し込むには組合に加入するため出資金として1万円必要になります。
このお金は退会時に返金されますが初期費用として用意しなければいけない金額ではあります。
Q:利用額が少ない場合は
A:例えば首都高の割引の場合、一ヶ月の利用料が5千円以下ですと割引はゼロです。
あくまでも利用料が多くて経費を削減する目的でないと利用価値はありません。
Q:割引以外のメリットはあるのか?
A:導入すれば経費削減のほか、車両の管理もしやすくなります。
登録した車両ごとにひも付けられたカードなので、送られてくる利用明細により、誰がどこでいくら使ったかが把握出来て車両を管理することに貢献出来ます。
実際の導入例
ETCコーポレートカードは車両一台につき一枚作らなければいけませんが、全部の車両すべてに作る必要はありません。
仕事で使用している車両のうち特に首都高・阪神高速を利用する車両に対してETCコーポレートカードを作ることになります。
東京の運送業の会社の場合、毎日首都高を使う車両のみETCコーポレートカードに切り替えました。
ETCコーポレートカードの割引に関係ない使い方をする車両は普通のETCカードのままでいいと思います。
まとめ
ETCコーポレートカードを作るコストは、
出資金 | 一口10,000円(出資金は退会時に返金されます。) |
発行手数料 | 1枚あたり617円 |
年会費 | 1枚あたり617円 |
初年度の合計は11,234円です。
二枚以上作る場合は発行手数料と年会費が枚数分かかります。
二年目からは一枚につき年会費617円のみです。
割引される金額を考えると導入しないのは明らかに損ではないですか?
以上「首都高・阪神高速のETC割引ならETCコーポレートカード」という記事でした。