テイ・ネット物流事業協同組合のETCコーポレートカード徹底解説
積極的に高速道路にかかる経費削減を目指している事業者に注目されているのがETCコーポレートカードです。
普通のETCカードよりも多く割引きが受けられるETCコーポレートカードは高速道路の利用料が多い会社ならマストアイテムと言えます。
特におすすめするのは首都高・阪神高速を頻繁に使う会社。
首都高・阪神高速で大きく割引きを受けられるのはETCコーポレートカードだけだからです。
ETCコーポレートカードとは
ETCコーポレートカードは道路会社NEXCOが発行しているクレジットカードなしで作れるETCカードです。
普通のETCカードにはETC割引きがあり、車載機を搭載した車両でETC無線走行をすると現金で払うときとは違い割引きが受けられます。
普通のETCカードとETCコーポレートカードの違い
普通のETCカード | ETCコーポレートカード | |
受けられる割引き | 休日割
深夜割 平日朝夕割(要ETCマイレージ登録) |
休日割
深夜割 平日朝夕割 大口多頻度割(利用料金に応じて) ※首都高・阪神高速の割引き(利用料金に応じて) |
ETCマイレージ | 受けられる | 受けられない |
利用出来る車両 | 色々な車両で利用可
どんな(誰の)車でも使える。 レンタカー・シェアリングの車でも使える。 |
登録した1台の車でしか使えない。 |
※首都高・阪神高速の割引きは協同組合経由で申し込んだときだけです。
ETCコーポレートカードのメリット
普通のETCカードの割引きに加えて、利用料金に応じて受けられる大口多頻度割引きと首都高・阪神高速の割引きが受けられます。
利用料金の多い会社の場合、マストアイテムではないでしょうか。
NEXCOの対象道路が利用料金に応じて最大40%OFF
あなたの会社が首都高・阪神高速を頻繁に使うならETCコーポレートカードを使わないと絶対損というレベルです。
首都高・阪神高速が利用料金に応じて最大20%OFF(協同組合経由での申し込み限定)
その他の首都高・阪神高速が割引きになるカード
イオン首都高カード
イオンが首都高速道路サービス会社と提携して発行しているクレジットカード
首都高の割引は日曜日だけ20%オフ。
イオンTHRU WAYカード
イオンが阪神高速サービス株式会社と提携して発行しているクレジットカード。
阪神高速の割引は曜日だけ5%オフ
とても業務で使えるレベルではありません。
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ETCコーポレートカードのデメリット
ETCコーポレートカードは普通のETCカードのように1枚のカードを色々な車で使い回す事が出来ません。
登録した1台の車でしか使えないのです。
さらに利用料金が少ない場合はETCコーポレートカード特有の割引きが受けられません。
目安としては月額3万円以上。
しかし、これらをデメリットと取るかは使い方の問題でしょう。
登録した1台の車でしか使えない
事業で車を使っている会社なら、仕事で使う車1台1台の毎月の利用明細が出るので車両の管理がしっかりと出来ます。
利用料金が少ない場合はETCコーポレートカード特有の割引きが受けられない
ETC利用の多い会社が経費削減のために使うETCカードだという事。
利用料金が少ない会社は作る必要がありません。
ETCコーポレートカードの作り方
ETCコーポレートカードは道路会社NEXCOが発行しているので直接NEXCOに申し込む事は出来ます。
しかし、その場合の条件はちょっと面倒なんです。
NEXCOに直接申し込む
クレジットカードと同じような後払い式(ポストペイ)のカードなので支払い保証が必要なのです。
支払い保証のやり方は二つあります。
- 金融機関が発行した保証書を提出
つまり付き合いのある銀行に保証人になってもらうという事。
これは長く付き合っている銀行がないと無理でしょう。 - 保証金の預託
NEXCOに保証金を預けいれます。
その額はひと月の利用予定額の4倍の金額。(10万円が最低額)
ひと月の利用予定額が3万円なら12万円と高額になる。
さらに申し込み方法もネットから簡単に申し込めるようになっていないので、電話で連絡して申し込み書類を送ってもらうなどの手間がかかります。
協同組合経由で申し込む
中小企業や個人事業主が組合員になっている事業協同組合は全国にたくさんあります。
有名なのは「農協」や「生協」ですね。
事業協同組合の中でETCコーポレートカードを扱っているところがあります。
車を使う業種の方たちが中心になっている協同組合で、ETCコーポレートカードの他に法人ETCカード、ガソリンカード(給油カード)を扱っているところが多いです。
協同組合経由でETCコーポレートカードを申し込む場合、その組合に加入して組合員になる事が条件です。
中小企業または個人事業主の●●さんが○○協同組合の組合員となった場合、
NEXCOから見ると、○○協同組合の●●さんとなります。
直接申し込むときに必要だった支払い保証は協同組合が代わりにやってくれるのです。
それぞれのメリット、デメリット
NEXCOに直接申し込むメリット
NEXCOに直接申し込むときは、申込者の条件がありません。
個人、法人、個人事業主、誰でも申し込む事が出来ます。
NEXCOに直接申し込むデメメリット
支払い保証を自分でしなければいけない事です。
保証人になってくれるような銀行と付き合いのある人はなかなかいないでしょうから、高額な保証金を預け入れる事になりますね。
協同組合経由で申し込むメリット
協同組合が支払い保証をしてくれるのは大きなメリットです。
高額な保証金を預け入れる必要はなくなります。
協同組合経由で申し込むデメリット
事業協同組合の組合員になるには、法人または個人事業主である必要があります。
個人では申し込む事は出来ません。
組合に加入するのに出資金1万円が必要になります。
これは預け入れ金なので退会するときには返金されます。
協同組合から申し込み
ここまでの流れであなたが法人または個人事業主であれば協同組合経由でETCコーポレートカードを申し込んだ方がお金と手間がかからない事がおわかりになったでしょう。
次は実際にETCコーポレートカードを扱っている協同組合を紹介します。
テイ・ネット物流事業協同組合
テイ・ネット物流事業協同組合(代表理事:前原 英一)は埼玉県にある協同組合です。
ETCコーポレートカードの他に法人ETCカード、ガソリンカード(給油カード)を扱っています。
テイ・ネット物流事業協同組合のETCコーポレートカード特徴
利用金額に応じて割引きがあります。
NEXCOの対象道路:最大40%
首都高・阪神高速:最大20%
車1台につき1ヶ月3万円以上の利用が条件です。
車両別に利用日、区間毎の請求明細を発行。
また経理費用を削減の為に、詳細な通行明細をエクセルデータでも提供可能です。
社用車それぞれの利用状態がわかるので管理がしやすくなりますね。
詳細な通行明細で経理処理の効率もアップします。
テイ・ネット物流事業協同組合のETCコーポレートカード作成経費
1枚あたり年間事務手数料617円(何枚でも作れます)
組合加入のための出資金1万円(退会時返金)
出資金は1社につき1万円なのでETCコーポレートカードを多く作るほどおトクになります。
申し込み条件
・法人または個人事業主限定。
・車1台につき1ヶ月3万円以上の利用が必要。
(逆に3万円以下では割引き率が悪くなってETCコーポレートカードを使う意味は薄れてしまう)
・車の使用者名義は事業者と一致している必要がある。
必要書類
法人:商業登記簿謄本のコピー(6カ月以内のもの)
個人事業主:直近の確定申告書もしくは開業届のコピー
車検証のコピー
車検の使用者名義が事業者と一致していること。
運転免許証のコピー
担当者の運転免許証のコピー。
車載器セットアップ証明書のコピー
ETC車載機設置の際に業者から受け取っている書類。
まずは資料請求だけでもネットから簡単に申し込み出来ますよ。
平日忙しい人は土日祝日でも電話で対応受付してくれますし早朝からかなり遅い時間までOKです。
↓ETCコーポレートカードの申し込み・資料請求はこちらから
公式サイトでチェックしてみる
テイ・ネット物流事業協同組合所在地
【東京本部】
〒150-0011 東京都渋谷区東1-20-2 アイビル4F
TEL:03-4405-6719
【事務局】
〒341-0044 埼玉県三郷市戸ヶ崎3124番地12
TEL:048-956-7306 / 048-956-7307
まとめ
今回は業務で使う車のETC利用料金が多い会社は導入を検討したほうがいいETCコーポレートカードの話題でした。
経費削減を考えている会社、特に首都高、阪神高速を多用する会社にはおすすめします。
首都高、阪神高速の割引きをまともに受けられるのはETCコーポレートカードだけですよ。
以上「テイ・ネット物流事業協同組合のETCコーポレートカード徹底解説」という記事でした。
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