ダンプ・大型トラックの任意保険の相場は?ネットからの見積りは?

トラック任意保険

任意保険に入っていないダンプ・大型トラックドライバーがいます。

会社に所属しているドライバーの場合は会社が任意保険を掛けていないケース。
個人事業主のドライバーなら自分で保険を掛けていないケース。

どちらも大問題ですよね。

あなたの会社、あなた自身は大丈夫ですか?

今回のpoint●任意自動車保険の必要性
●ダンプ・大型トラックの任意自動車保険料の相場
●ダンプ・大型トラックの任意自動車保険をネットから見積もる

今回の記事はこれらの事について調べていきます。

ダンプ・大型トラックの自動車保険

ダンプ・大型トラックの自動車保険は自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険

自賠責保険は絶対入らないといけないの?

自賠責保険が切れた状態で一般道を走行すると、1年以下の懲役または50万円以下の罰金となるだけでなく、違反点数6点が付加されるため免許停止処分になる。

自賠責保険はすべての車・バイクが強制的に入らなくてはいけない自動車保険です。

これがなければ車検も通りません。

●ダンプ・大型トラックの車検の期間

8トン以上 初回(新車時)、2回目以降とも1年
8トン未満 初回(新車時)2年、2回目以降は1年

自賠責保険料

車検の期間を考慮してそれよりも長い期間の自賠責保険に入らなければいけません。

●普通貨物自動車 最大積載量2t超

保険期間 自家用(白ナンバー) 事業用(緑ナンバー)
12ヶ月 28,720円 39,540円
13ヶ月 30,660円 42,360円
14ヶ月 32,600円 45,180円
15ヶ月 34,540円 48,000円
16ヶ月 36,480円 50,830円
17ヶ月 38,420円 53,650円
18ヶ月 40,360円 56,470円
19ヶ月 42,300円 59,290円
20ヶ月 44,240円 62,120円
21ヶ月 46,180円 64,940円
22ヶ月 48,120円 67,760円
23ヶ月 50,050円 70,580円
24ヶ月 51,990円 73,410円
25ヶ月 53,890円 76,180円

「自家用(白ナンバー)」より「事業用(緑ナンバー)」の自賠責保険が高いのは使用頻度のためです。事業で頻繁に使う方が事故にあう可能性が高いと見られているためです。

自賠責保険は車検時の申請手数料・自動車重量税とともに法定費用と呼ばれていてどこで受けても同じ費用がかかります。

自賠責保険の安いところ探しても無駄だということですね〜。

 

任意保険

自賠責保険とは別に、自分の意思で入るのが任意保険です。

各保険会社から様々な任意自動車保険が発売されています。

特にダンプ・大型トラックの場合、車体の大きさによって事故の被害が大きくなる事が予想され損害賠償額も大きくなります。

そのリスク対策のため当然任意保険には入るべきです。

任意保険に入っていない運送会社

実は任意保険に入っていないダンプ・トラックの運送会社は少なくないんです。
その事情は大手と中小企業とで違います。

大企業は自家保険

大手の運送会社(ヤマト運輸など)は何千台という車両を損保会社の保険に入れてしまうとその保険料だけで莫大な金額になってしまいます。
そのため損保会社の保険(任意保険)には入らず事故にあったときの損害賠償費用として企業内にそのための資金を蓄えておきます。

そして実際に事故にあった場合はその資金からお金を出します。その方が全部の車両を外部の保険に入れるより安くすむためです。

このようなやり方を「自家保険」と呼んでいて、大手の運送会社のほとんどはこの方式を採用しています。これが出来るのは資金に余裕のある大企業だけです。

ダンプ・トラックの中小運送会社の場合

二つのケース。

●任意保険に加入していた
任意保険に加入していたが重大事故を起こしてしまい保険で補償をした。
そうなると以降の支払保険料が1.5倍になってしまった。
保険料が払えなくなり解約をしてしまう。

●最初から任意保険に入っていない
資金に余裕がなく保険料が払えないので最初から加入していない。
ドライバーには「事故にあった場合は自己責任で」と契約時に約束させる悪質なところもある。

もしあなたがこういう会社にいたならば他に移った方が絶対いいと思います。

今はドライバー不足なので他にみつかると思います。

ダンプ・大型トラックの任意保険料相場

2tトラックと言えばトラック全般では小型に分類されます。しかし普通車と比べれば当然大きいですし、荷物を満載する事も多いです。

その状態で事故を起こせば大きな損害が発生するのは目に見えていますので保険料もそれなりに違ってきます。

2tトラック任意保険料の目安

等級 一般型 エコノミー(限定型)
7等級 約176,000円 約133,000円
13等級 約131,000円 約100,000円
20等級 約90,000円 約68,000円

2t超トラックの場合これの1.5倍〜2倍程度とみてください。
さらに特約(オプション)を追加していく事で保証は手厚くなりますが2tトラックがあがっていきます。

 

車両保険の付帯方法には「一般」と「エコノミー(限定型)」の2つのタイプがあります。
一般型は補償範囲が広く万一の時に安心ですが保険料が高いです。
エコノミー型は補償範囲が狭いぶん保険料も安いですが事故のとき十分な補償が受けられない場合もあります。

その他の要因

車両サイズ

車両ザイズが大きくなればその分保険料は高くなります。

ナンバー

1ナンバーは「普通貨物自動車」緑ナンバーに分類されます。

4ナンバーは「小型貨物自動車」黒ナンバーに分類されます。

  • 全長4.7m以下
  • 全幅1.7m以下
  • 全高2.0m以下
  • 総排気量2,000cc以下

いわゆる軽自動車ですね。

1ナンバーと4ナンバーを比べると1ナンバーの保険料が高いです。

 

まずは無料見積もり→ネットで早い!トラック・ダンプの自動車保険

ダンプ・大型トラックの任意保険料を安くするには

●特約(オプション)を少なくする
●補償範囲を限定的にする


ダンプ・大型トラックの任意保険の特約(オプション)として主なもの

  1. 搭乗者傷害保険
    加害車・被害車、どちらの搭乗者にも補償が行われる
  2. 人身傷害補償保険
    1の搭乗者傷害保険が、契約した金額しか補償されないのに対し治療費の全額補償などを受けられる。
  3. 無保険車傷害保険
    対人保険未加入の車両との事故で自分が被害にあった場合、相手側からは補償はされない。
    そのときにこちらの加入する保険と同等の補償を受けられるのが無保険車傷害保険。
  4. 自損事故保険
    自賠責保険が全く適用されない自損事故を保証する。
    自己責任の事故の場合でも補償される。
  5. 車両保険
    車両に生じる損害、自損事故・当て逃げ・車両盗難・車両火災など。これらの補償を行う車両保険。
    トラックは修理費用が高額になることが多いので加入するケースが多い。

これらの特約(オプション)を付けなければ保険料は安くなります。

ただし付けておいた方が安心は出来ますよね。

補償範囲・補償限度額

対人・対物などの補償範囲や補償限度額によって保険料は変わります。

対人に関してはダンプ・トラックなどの法人自動車保険では搭乗者で補償を受けるのは運転者だけです。
一般車両のように同乗者に対する補償はされません。

助手席に彼女や友達を乗せるはとても危険ですね。

ダンプ・大型トラックの任意保険見積もり

自動車保険の見積もりは今やネットからが便利ですよね。

ネットから申し込める保険をダイレクト型保険というのですがダンプ・大型トラックの任意保険をあつかっているダイレクト型保険はほとんどありません。


私が調べた中で唯一ダンプ・大型トラックの任意保険をネットから見積もり出来るのは、

「はたらくクルマの自動車保険」

事業用の自動車保険を専門に扱っていて最短即日加入も可能。

車検証、運転免許証などを写メで撮って送信すればすぐに見積もりが出ます。

公式サイト→ネットで早い!トラック・ダンプの自動車保険

 

ダンプ・大型トラックのドライバーさん、任意保険に入りましょう

自動車任意保険は入らなくても車検は通りますし街中を走るのも法律的に何も問題はありません。

しかし、もし事故を起こしてしまったら?
損害賠償で自分の人生が大変なことになってしまうかもしれません。

万が一のとき自分をまもるために会社に所属するドライバーなら

●大手の会社に就職する→自家保険が効く。
●中小の会社だったら任意保険に入っているところを選ぶ。

こうしてください。

もしあなたが任意保険に入っていない会社に所属しているなら、やめてしまって別の会社を探しましょう。
ドライバーは人手不足です。次の職がすぐに見つかる可能性は高いですよ。

もしあなたが個人事業主の一人親方なら任意保険加入は必須です。
車体の大きいダンプ・大型トラックが事故を起こすと損害賠償は大きいです。
そのリスクから自分を守りましょう。


以上「ダンプ・大型トラックの任意保険の相場は?ネットからの見積りは?」という記事でした。
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2021年11月15日法人自動車保険

Posted by 管理人2