ETCパーソナルカード徹底解説
個人の信用情報などは関係なく保証金を預ければ誰でも作る事が出来るETCパーソナルカード。
個人・法人、関係なく作る事が出来てクレジットカードが作れずにETCカードが手に入れられない人にとって重宝されるカードです。
しかし、元々はこういう理油で作られたカードではありませんでした。
道路会社がクレジットカードの作成なしに作れるETCカードとして発行したものなんですが、今では「クレジットカードの作成なし」の部分だけを取り上げて審査なしのETCカードとして名前が広まりました。
今回はこの、誰でも作れる審査なしのETCパーソナルカードを徹底解説します。
はじめに
ETCカードを審査なしで作りたい人というのはそれなりの事情があって審査なしETCカードにこだわるのだと思います。
一般的なETCカードの作り方はクレジットカードを申し込んで、そのクレジットカードの追加カードとしてのETCカードを手に入れます。
クレジットカードを作るにはクレジットの審査がありますが、最近の年会費無料のクレジットカードなどは「学生・主婦でも作れます」とうたっていて普通の人であれば、ほぼ作れるはずです。
しかし、どうしてもクレジット審査に通らずクレジットカードが作れないという事情を抱えている人はいます。
カード会社とのトラブルや債務整理などで個人の信用情報にキズをつけてしまった人たちです。俗に「ブラックな人」という言い方をしますね。
信用情報というのは厄介なもので、一度キズがつくと元に戻るのに時間がかかってしまいます。
こういった人たちに注目されているのがETCパーソナルカードなんです。
ETCパーソナルカードとは
ETCパーソナルカードは
中日本
日本、
首都高速道路株式会社、
阪神高速道路株式会社、
本州四国絡高速道路株式会社
この6社が共同して発行するETCカードです。
前もって保証金を預け入れる事によってカードによる通行料金の支払いが可能になります。
支払いは毎月、口座からの引き落としです。
デポジット(保証金)結構高い
申し込みの際、5千円単位で月ごとの利用金額を申告します。
その利用金額の4倍の金額をデポジット(保証金)として預け入れます。
つまりデポジット(保証金)は2万円単位。
平均利用月額 | デポジット(保証金)額 |
---|---|
5000円 | 20000円※ |
10000円 | 40000円 |
15000円 | 60000円 |
20000円 | 80000円 |
※デポジット(保証金)額20,000円の場合における増額デポジットのご登録口座からの振替
平均利用月額が5,000円以下のお客さまはデポジット額を20,000円としてお申込みいただけますが、お支払の済んでいないご利用金額の合計(未決済残高)が預託いただいたデポジットの70%(14,000円)を超過した場合には、6日、23日(金融機関休業日の場合は翌営業日)にご登録口座からの振替によりデポジット20,000円を増額していただきます。ご利用金額は、ご利用いただいた月の翌月27日(金融機関休業日の場合は翌営業日)にご登録口座より振替いたしますので、概ね連続した2か月分のご利用金額が未決済残高となります。
引用元:http://www.driveplaza.com
毎月の支払い時には一ヶ月分を引き落としになるが、それまでのほぼ二ヶ月月分の利用金額が未決済残高となる。
たとえば4月27日には3月分が引き落としになるが、
その引き落とし直前の未決済残高は3月分はまるごと、4月分は4月27日までの分、その両方合わせたものになる。
その金額がデポジット(保証金)の70%(2万円だとしたら14,000円)を越えたら追加のデポジット(保証金)2万円円をさらに預け入れなければいけないというわけです。
利用停止もある
- 未決済残高がデポジット(保証金)の80%を越えたら
- 口座からの引き落としができなかったら
- デポジット(保証金)の追加預け入れをしなかったら
このような場合はETCパーソナルカードの利用が停止されてしまう。
「未決済残高がデポジット(保証金)の80%を越えたら」っていうは、うっかりやってしまいそうですね。
余裕を持ったデポジット(保証金)の金額で申告しないとだめみたいです。
もし走行中に利用停止になったら
ゲートでは開閉バーが開かなくなるから現金またはクレジットカードで支払いをしなければいけませんね。
申し込み手続き
「ETCパーソナルカード利用申込書」を各サービスエリアのインフォメーションまで行って貰ってくるか、電話をかけて郵送してもらう。
ETCパーソナルカード事務局(平日9:00~17:00)
TEL:044-870-7333
NEXCO東日本お客さまセンター(24時間365日)
ナビダイヤル:0570-024-024
PHS・IP電話のお客さま:03-5338-7524
住所、氏名、職業、平均利用月額(有料道路の月平均利用額)などの必要事項を記入して、ETCパーソナルカード事務局あてに郵送する。
デポジット(保証金)振込みの依頼が返送されてくる。
同封の払込取扱票により、近くの郵便局取扱窓口若しくはコンビニエンスストアにてデポジット(保証金)を振込む。
デポジット(保証金)入金確認後、2週間程度でETCパーソナルカードが郵送されてくる。
以上のような流れになっています。
ETC割引
休日割引、深夜割引など普通のETCカード同様の割引があります。
ETCマイレージサービスによる割引もあります。
(ETCマイレージサービスは登録する必要があります。)
マイレージサービス関係の記事
まとめ
確かに保証金を預ければ誰でも作る事が出来るETCカードではありますが、手続きは結構面倒くさいですね。
WEBからの申し込みは出来ません。
デポジット(保証金)も2万円単位であがっていくし、利用停止にならないよう余裕をもった額に設定すると結構な金額になります。
ほんとにこの方法しかないという人にしかすすめられませんね。
クレジットカード、もしかしたらいけるんじゃないかという人は普通の作り方も検討してください。
法人・個人事業主限定ですが、こちらも検討してみる価値はあるかも知れません。
以上「ETCパーソナルカード徹底解説」という記事でした。
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