積立金って何?高速情報協同組合に加入するときに必要になるお金について
たま〜にですが、高速情報協同組合の積立金って何ですかという質問をいただく事があります。
当サイトの電話取材では
審査により組合側が必要と判断した場合は出資金とは別に保証金が必要になる場合がある。
毎月の利用料の10%を保証金として毎月の支払い額に足して支払う。保証金を積み立てていくというイメージ。
これを20回(20ヶ月)繰り返し、積み立てた金額が毎月の利用料の2ヶ月分に達したら、組合側との話し合いで毎月の積立は終了。
そして積立てた保証金は脱退時に出資金と一緒に返金される。
このような回答になっています。
(2020年3月17日再度確認しています。)
保証金が必要になる場合
「審査により組合側が必要と判断した場合は出資金とは別に保証金が必要になる」のですが、どんな会社・個人事業主だと保証金が必要になるかは電話ではハッキリとは回答いただけませんでした。
「地元で信用のある法人、事業者なら保証金は要らない」というニュアンスでした。
組合と出資金って何?
中小企業による組合は、
- 事業協同組合
- 企業組合
- 協業組合
- 商工組合
- 商店街振興組合
- 生活衛生同業組合
などがあります。
高速情報協同組合は事業組合です。
事業協同組合
中小企業者がお互いに協力し、助け合って協同で事業を行う目的で設立される組合。
中小企業者からすると、とても設立しやすい組合で、最も代表的な組合と言えます。
いままでは同業種の事業者で設立する事が主流でしたが、最近では異なる業種の事業者が集まって事業協同組合を設立する事も多くなっています。
この事業協業組合の行う事業のひとつに共同購買事業というものがあり、車関係の事業者が多かった高速情報協業組合では当初、ガソリンの共同購入などをしていたそうです。まとめて大口の購入をすることでガソリン価格を抑えるというメリットがあるためです。
もうひとつ、共同清算事業というものでは、個々の中小企業では所有できない高額、大規模な設備(ハード)、システム(ソフト)などを組合が導入して個々の中小企業で使えるようにするという事業もあります。
高速情報協同組合の行っている法人ETCカード発行業務はまさにそれで、カード(信販)会社と提携してETCカードの支払いシステムを導入して組合員に提供しています。
出資金
中小企業者がお互いに協力し、助け合って事業を行うのが事業組合なのでその資金もお互いが出しあいます。
高速情報協同組合の出資金とはこのお金の事なんです。
組合はこの出資金を活動資金として運営していて、組合員は出資金を出して加入することによって、組合の提供するサービスが受けられるという事なんです。
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なぜ出資金が積立金だと思われたか?
多分、一般的には出資金がなじみのない言葉だったので、高速情報協同組合のETCカードを作るには「最初に1万円が必要」という情報だけが一人歩きをして、「最初に積立金1万円が必要」、「最初に保証金1万円が必要」などと誤解されていたみたいです。
「最初に保証金1万円が必要」という書き方をしているサイトは結構あって、「まずデポジット(保証金)を振り込まなくてはいけない」というように書いてあったりします。
確かに高速情報協同組合の出資金は退会すると返金されますので、使う側からすると保証金と同じ感覚なので、その説明で納得してしまうのかも知れません。
しかし、事業組合のところで出資金の説明をしたように、出資金と保証金は全く別物です。
また積立金とは支払い方の違いであって出資金あるいは保証金を一括ではなく毎月少しづつ支払っていく場合に「出資金を積み立てて支払っていく」「保証金を積み立てて支払っていく」というような使い方をします。
高速情報協同組合の出資金は一択で払います。
事業組合において組合員が支払う可能性がある積立金の一つとしては任意積立金というものがあり、たとえば事業組合の施設が老朽化してその修繕費用を組合員から任意積立金として集める場合はあります。
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一部の協同組合では積み立てという言葉が使われているが
協同組合広域情報センターのセディナETCカード
保証金:預かり方法として一括、あるいは積み立てによる。
となっていて、この組合では最初から保証金が必要とされていて、それを一括で預け入れるか、積み立てで分割して預け入れるかするようです。
保証金を分割して預け入れる場合には「積み立て金が必要」ということですね。
まとめ
高速情報協同組合の出資金は最初に1万円を振り込むだけです。
毎年、1万円を積立金として払っていくわけではありません。
出資金は組合員がお互いに資金を出し合って運営するためのお金ですので保証金ではありません。
投資しているお金でもありませんので、退会時には100%戻ってきます。
赤字の業績が続いたので返金は9千円ですということはありません。
ちなみに高速情報協同組合の兄弟会社であるETC協同組合もガソリンカードなどを発行していますが、そちらは保証金は必要ありません。
→ETC協同組合事務センター
設立したてや個人事業主の方で法人向けクレジットカードが作れず業務で使うETCカードが作れないという方の選択肢として高速情報協同組合の法人ETCカードが選ばれていると思います。
補足
たまに高速情報協同組合の審査に落ちた人の情報を目にしますがクレジットカードの審査に落ちたのとはまったく違う意味合いをもっています。
クレジットカードの審査に落ちるとその情報は金融機関が共有する信用情報のデータベースに載ってしまい半年ほどは審査に落ちたという情報がマイナスに働いてクレジットカードの審査に通りにくくなってしまいます。
一方高速情報協同組合の審査は実際に事業を行なっているかどうかの審査ですので、もし審査に落ちたとしても他のなにかに影響する事はありません。
高速情報協同組合、聞きなれない名前だと思いますが設立されてから24年ほどです。
ネットで探しても悪い情報は出てきませんので利用しても問題ないと思います。
さらに詳しく→高速情報協同組合
以上「積立金って何?高速情報協同組合に加入するときに必要になるお金について」という記事でした。