高速情報協同組合の出資金ってなんですか?
高速情報協同組合、またはETC協同組合、共にETCカードを申し込むのには組合に入会するのが条件です。そして組合に入会するのに必要になるのが出資金なのですが、そもそもこの出資金とは何なのでしょう。
出資金は組合の事業の元手になる資金
協同組合は組合員が、それぞれ資金を持ち寄って利用・運営していきます。
組合員が出した資金(出資金)は組合の事業の元手になる資金として運用されるのですね。
出資して組合員になり協力する事によって組合が提供するサービスを受ける事が出来るのです。
組合員はETCカードを使って高速道路を利用しますが、その支払いは翌月まとめて請求されます。
この支払いの業務を事業として行っているのが協同組合なんです。
この事業を運営していくのには当然資金が必要になるわけですが、使用した高速道路料金の支払いの前に倒産してしまう組合員(法人、個人事業主)もあるでしょう。
そういったリスクを抱えながら協同組合は運営をしていかなければなりません。
その事業の資金として出資金は使われているのです。
登記簿を見てみると出資金一口の金額が明記されています。(赤枠内)
出資をするという意味では株を買って株式会社に出資するのと似てるけど・・・
株式会社の株を買った場合は株主になりますね。
協同組合の場合は出資金を出して組合員になるのです。
その違いは?
株主になった場合、その株の価値は日々刻々と変動していますね。
業績好調の会社でしたら株式市場で買った値段よりも高く売る事が出来ますが、業績不振であれば値段(株価)は下がり売るときに損をする事もありますね。
協同組合の出資金はそれとは違って、脱会するときに返ってくる金額は出資した金額と同じなんですよ。
出資をするという事では似ていますけど、株のように投資をしているわけではありませんので、損も得もしないのです。
お金を出して協力している組合員は組合が提供するサービスを受けられるという事なのですね。
出資金10000円は高い?
出資した金額は脱退した場合そのまま返ってくる。
だけども最初に10000円用意しなけりゃならないのは一緒ですね。
クレジットカードを申し込んで、それに付帯するETCカードを作る場合はこうしたお金はいりません。
クレジット審査に通らず高速情報協同組合のETCカードに申し込んだ場合に必要になってくるお金です。
ですがもしETCカードを作らずに現金で高速料金を払い続けた場合を考えてみましょう。
月の高速料金が1万円だとすると、4ヶ月で4万円。
一方、ETCカードを使用して割引が30%だった場合を考えてみると、4ヶ月で4万円→2万8千円。
ETCカードの有り無しで、その差1万2千円。
高速情報協同組合のETCカードのマイレージなしバージョンの初期費用は
- 出資金10000円
- 取り扱い手数料540円
- 発行手数料540円
計 1万1,080円
月に1万円高速料金を使った場合でも、ETCカードを使用して割引を受ける事により、4ヶ月で初期費用はペイ出来てしまうんです。
高速道路使用量が多い会社だともっと早くペイ出来ますね。
それでも出資金10000円、高いですか?
まとめ
高速情報協同組合の出資金とは組合に加入するときに預け入れるお金です。
脱退するときは全額返金されます。
組合員が預けている出資金は組合の事業の元手になる資金として運用されます。
クレジット審査に通らないためETCカードが作れずに困っている中小企業や個人事業主の方は、出資金を出して協同組合のETCカードを使った方が経費削減になります。
それはETCカード割引が利用出来るためです。
以上、「高速情報協同組合の出資金ってなんですか?」という記事でした。