ETC車載機のおさらい、やっぱりETC2.0対応カーナビ連動がいい?
ETC2.0対応の車載機もだいぶ安く買えるようになってきました。
購入・買い換えを検討しているならETC2.0対応をおすすめしますが、ETC2.0が普及してきたおかげでETC2.0非対応の従来品の値段が下がっています。
めったに使わないんだよな〜という人はお得な従来品もいいんじゃないでしょうか。
お金に余裕があるならETC2.0対応カーナビとの組み合わせはやっぱりいいですよ。
これから買う人も買い換えを検討している人もここでETC車載機のおさらいをしていきましょう。
車載機の種類
2ピースタイプ
アンテナ一体型
ちょっとややこしいのですが、ETC車載器とETCカードの2つで構成されるため、2ピースタイプと呼ぶそうです。
機器としては一個なので、なんで2ピースという呼び名にしたのかは不可解ですよね。
アンテナが組み込まれているので本体が障害物などで遮られてしまうと無線交信に失敗する可能性があるため、一般的にはダッシュボードの上などにとりつけます。
メリット
取り付けが簡単。
構造がシンプル。
デメリット
ETC挿入部分が車の外から見えるためETCカードを入れっぱなしにしていると盗難に遭いやすいと言われています。
ETCカードだけを狙った泥棒がいるのかは疑問ですが・・・
3ピースタイプ
本体からアンテナが分離したタイプ。
こちらもややこしい、言い方になっていて、本体、アンテナ、ETCカードの3つで構成されるため、3ピースタイプと呼びそうです。
普通なら呼び名を2ピースと3ピースじゃなくて1ピースと2ピースにするものだと思うのですが、しょうがないです。
メリット
アンテナが別なので電波状況が良い場所に付けられ、本体は目立たないところや操作しやすい場所に設置する事が出来る。
デザイン的にすっきりする場所に置く事ができますね。
ETC挿入部分を車の外から見えない部分にする事が出来るので盗難防止になるとも言われています。
デメリット
以前はアンテナ一体型(2ピースタイプ)に比べて価格が高かったのでデメリットでしたが、最近のものはあまり変わりません。
ビルドインタイプ
車のインテリアとデザインを一体化したタイプで、自動車メーカーから発売されています。
つまり車のオプションパーツとしてETC車載機が用意されている車種があるということですね。
ビルドインタイプの中で2ピースと3ピースのタイプがあります。
本体が他の機器と同じパネルに設置されたり、アンテナがルームミラーの一部として組込まれているものなどがあります。
メリット
車のオプションパーツなので当然、内装の邪魔をしません。
デメリット
車メーカーの純正パーツなので、それなりの価格がします。
新車納入時にしか付けられない場合もあり。
ミラー1体型タイプ
写真はBMWの純正品で横から見たところ。ETCカードを挿入するスリットが見えます。
ルームミラーに取り付けるタイプでETC車載機があるのを感じさせないタイプ。
メリット
車メーカー純正品で車種ごとに用意されているのでデザイン的には一番すっきるするでしょう。
ビルトインタイプではないので後付け可能です。
デメリット
車メーカーの純正パーツなので、それなりの価格がします。
車載機をネットで買う場合
自分で取り付けられるのが前提です。
出来なければカーショップなどで「取り付け、セットアップ込みの料金」で買った方が早いし安いです。
注意する点はセットアップ込みの商品にすること。
委任状と車検証の写しを添えて申し込むとセットアップされた車載機が送られてくるので、それを自分で取り付けるのです。
せっかく自分で取り付けられてもセットアップなしの商品だと結局、カーショップなどでセットアップをしてもらう事になるので、時間も費用もかかってしまいます。
ETC車載機購入時の比較ポイント
ETC車載機を買うときの比較ポイントは値段を取るか性能を取るかになりますね。
将来的にすぐ買い換えるつもりで、とりあえずETCを使いたいというだけなら安くあげる事は出来ます。
価格
とにかく安くあげたいなら、音声機能がないもの、かつETC2.0対応でないもの。
本体のみなら5,000円程度からあり、オンラインショップならセットアップ込みのもので6,000円程度からあります。
それを自分で取り付けるのが一番安上がりです。
音声機能とはカードの抜き忘れや、アンテナ未接続、ETCカードの使用期限や、利用料金などを知らせてくれる機能。
スピーかーから音声によって警告してくれるものです。
人気声優さんの声を使っている機種もあり、パナソニックのETC車載器の声優は、タッチの朝倉南役でおなじみの日髙のり子さんが担当しているんですよ。
音声機能がないものはブザーによって警告してくれます。
店での取付工賃の相場は、約5,000円です。店によっての差はあまりありません。
セットアップ費用は、2,500円~3,000円が相場です。
店で全部込み(本体・取り付け・セットアップ)だと12,000円程度からあります。
ETC2.0対応だと値段は上がって本体のみで13,000円程度からになります。
ETC2.0対応カーナビ連動
出せる金額に余裕があるのならETC2.0対応のカーナビ連動型がおすすめです。(当然カーナビは必要です。)
ETC2.0対応のカーナビ連動型のETC車載機は、カーナビの画面でETCレーンへの案内、ETC履歴、ETCカードみ挿入の警告などが確認出来るようになっています。
ITSによる交通情報、位置情報、ETC料金、ETCレーン情報、これらがオールインワンでカーナビの画面と音声から把握出来るわけです。
ITSとは携帯電話の基地局のようなもので主に高速道路や主要道路に設置されているITSスポット用DSRC路側機でそこから道路情報を知る事が出来るもの。
関連記事
まとめ
ETCカード自体は、近い将来、高速道路料金の支払い以外にも使えるように発展していく途中です。
しかし車載機はハードなので、そうちょくちょく買い換えるわけにいきません。
買い換えのタイミングは難しいですね。
新しい機能を搭載したものが出ると以前のものは安く買えるようになるわけで、それを利用出来るのはありだと思います。
ETCのシステムは色々な企業が参加して発展させていますし、実証実験も行われています。
それにつれて当然、車載機も変化していくのでしょう。
ソフトウェアだけアップデートしていけばいいようなシステムにしてくれると購入する消費者としては助かるんですけどね。
関連記事
以上「ETC車載機のおさらい、やっぱりETC2.0対応カーナビ連動がいい?」という記事でした。
気に入ってもらえたらシェアしてくれると嬉しいです。