ガソリンカードをクレジット審査なしで作れるところがあった
ENEOSカードなどのガソリンカードはクレジットカードですのでクレジット審査に通らないブラックな人は作れません。
また個人ではクレジットカードが作れている人でも会社用の法人ガソリンカードだと作れない場合もあります。
会社の業績によっては法人向けの厳しい審査に通らない事があるからです。
クレジット審査なしで作れる会社用のガソリンカードはないのか?
あるんです!。
今回はどうしてもガソリンカードをクレジット審査なしで作りたいという人を対象にクレジット機能なし法人ガソリンカードについて解説します。
作れないのはどんな人?
今回対象にするどうしてもガソリンカードをクレジット審査なしで作りたい人はどうしてクレジット審査に通らないかをまず考えてみます。
個人としての信用力
まずは個人の場合を考えてみます。
ガソリンカード=クレジットカードです。
ガソリンカードは石油元売り会社(エネオスや出光など)がカード会社(信販会社 JCB VISAなど)と提携して発行しているクレジットカードです。
クレジットカードを使うということは、信用取引をしてあとで精算をする。つまり買い物をした代金をカード会社に払っておいてもらう(これは借金をしている状態です)それを後から精算(借金の返済)をする。
こういう流れです。
カード会社は必ず精算(借金の返済)をしてくれると信用できる人にしかカードを使わせたくありません。
そのためにカード会社によるクレジットの審査があります。
審査は主に次の2点に対して行われます。
収入
・定期的な収入があるか
・その収入は十分な収入か
借り入れ
・他の会社などでの借金はないか(住宅ローンなどはないか)
・借金がある場合、ちゃんと返済されているか
貸したお金を返す能力があるか、またちゃんと返しているかという点を審査するのですね。
最近のクレジットカードは主婦や学生でも結構簡単に作れるようになりましたが、過去に支払いの延滞や未払いなど個人信用情報に問題のある人は審査に通らないのです。
いわゆる属性がブラックな人という言い方をしますね。
こういう人がクレジットカードが作れない、イコール、ガソリンカードが作れないという事になります。
法人向けカードは審査が厳しい
個人信用情報が問題なくて個人向けのクレジットカードを作れている人でも、法人向けのクレジットカード(法人カード)が作れない場合があります。
法人は法人カードを使わなくてはいけない
法人の仕入れ代金、経費などを個人のクレジットカードで決済するのはクレジットカードの規約違反になります。
違反した情報は金融機関間の情報として残ってしまうので注意した方がいいです。
法人は法人カードを使う必要があるのです。
個人事業主の事業の決済は個人カードでも大丈夫ですが、人を雇っていてガソリンカード(給油専用カード)をそれぞれの人に渡したい場合は問題があります。
個人カード(個人向けガソリンカード)は給油専用カードを追加で作る事が出来ますが、ほとんどの場合1枚だけです。
さらに給油専用カードは規約で名義人本人でしか使用出来ません。
人に貸す事は出来ないのです。
法人カード(法人向けガソリンカード)なら最初から従業員に渡して使えるように複数枚の給油専用カードが作れる仕様になっています。
個人事業主でも従業員に給油専用カードを渡したい場合は法人カードでないとだめなんです。
法人カードの審査は会社の業績を審査します。
起業したばかりで実績のない会社や収入の安定しない個人事業主などは審査に通りづらいです。
すぐに倒産しそうな会社や信用力のない個人事業主にはカード会社もカードを使ってほしくないからです。
キャッシングで資金の調達なども出来てしまい、利用額が高額になりやすいので、それだけ厳しい審査になるのですね。
経営者の人が業務でガソリンカードを使いたいが法人カードの厳しいクレジット審査に通らない、イコール、法人ガソリンカードが作れないという事になります。
クレジット機能なしのガソリンカードを作る
会社の業務で使う場合、法人ガソリンカード(法人向けクレジットカード)は便利な機能を備えています。
追加カードとして給油専用カードを作る事が出来ます。
これには親カードとは違ってクレジット機能はないので安心して従業員に渡して使う事ができます。
従業員それぞれにカードを渡すことによって利用明細から誰がどこでどれだけガソリンを入れたかがわかるので管理するのが楽になりますね。
社用車を複数かかえて頻繁にガソリンを入れる必要のある会社にとってはマストアイテムなんですが、法人向けのクレジット審査に通らず泣く泣くあきらめていた経営者の方もいる事でしょう。
ETC協同組合のクレジット機能なし法人ガソリンカード
そんな経営者の方がガソリンカード(給油専用カード)のみをクレジット審査なしで作る事が出来るのがETC協同組合の法人ガソリンカードなんです。
給油専用カードなので最初からクレジット機能はついていません、当然クレジット審査はありません。
それならなんでクレジットカードのような信用取引(カードで支払って後から精算)が出来るんでしょう。
理由は次のようなものです。
協同組合は石油元売り会社と提携してガソリンカード(給油専用カード)を発行しています。
組合に加入した組合員は組合という大きな団体の信用力によってガソリンカードを使う事が出来ます。
組合は組合員に代わって支払い保証をしてくれるんです。
つまり「何か問題あった場合の責任は組合が持ちますよ」という事ですね。
加入している組合員をサポートする組織なので農協のようなものと考えてください。
ETC協同組合なんて聞いたことないんだけど
ETC協同組合、知名度は、はっきりいって高くはないですね。
↓不安な方はこちらの記事も参考にしてください。
クレジットカードのような機能はいらない、リボ払いやキャッシングなどは必要ない、給油専用のカードがあればいいという事なら、うってつけのカードだと思います。
年会費、発行費無料で必要な枚数が作れますのでランニングコストはゼロです。
利用明細で経費の計上も楽になります。
ETC協同組合の法人ガソリンカードのデメリット
- 組合に加入するのに出資金が1万円かかります。これは退会時には戻ってくる預け入れ金ですが初期費用として用意しなければいけないコストです。
- エネオスか出光のうちどちらかひとつスタンドでしか使えません。(両方は使えません)
- クレジットカードではないのでポイントはたまりません。
- 普通のガソリンカードのようなガソリン購入の割引はありません。
出資金1万円は高いと感じるかもしれませんが、ガソリンカードを5枚作ったら一枚あたり2千円です。
さらに預け入れ金なのでいずれは返ってくるお金です。
↓申し込みは公式サイトで
ガソリンカードさらに詳しく↓
まとめ
社用車を多くかかえている会社の場合、従業員ごとに給油専用カードを渡して後払いの精算をしたほうが業務の効率として絶対いいはずです。
キャッシュレスになって無駄がないし伝票の整理などに貴重な時間を割く必要もない。
ガソリンカードにすれば月末締め、翌月払いで資金繰りに余裕が持てますね。
会社の仕事で車を使うのなら、ガソリンカード導入を検討すべきです。
クレジットカード会社の法人カードの審査に通らないと諦めていた方はクレジット審査なしの協同組合のガソリンカードを検討してみてください。
以上「ガソリンカードをクレジット審査なしで作れるところがあった」という記事でした。
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