オリコビジネスカードGoldは社員10名以上の中小企業におすすめ
オリコビジネスカードGoldは中規模の会社向け法人カードです。
オリコのビジネスカードといえばオリコ EX Gold for Bizが人気ですが、あくまでも小規模の会社用のカードです。
追加カードが3枚まで、限度額も300万円までとなっていて中規模の会社で使うには向いていません。
その点、オリコビジネスカードGoldは追加カードは20枚、限度額は最高で1,000万円までと中規模の会社でも十分のスペックを持っています。
驚きなのはそれだけのスペックを持っていてオリコ EX Gold for Bizと同じ年会費は1枚あたり2,000円(税抜き)だという事。
大変コスパのいい法人カードなんです。
オリコビジネスカードGold、詳しいスペックを見ていきましょう。
限度額1,000万円
オリコビジネスカードGoldは一法人あたりの限度額が最高1,000万円となっています。
このカードは親カードと同じ機能を持った追加カードを20枚まで作れて社員に渡す事が出来ます。
全部のカードを合わせて一法人あたりの限度額が最高1,000万円という事です。
カード一枚あたり1,000万円ではないので誤解しないでください。
このように法人カードは全部のカードを合わせた限度額になっているので余裕のある限度額の方が当然使い勝手はよくなります。
利用限度額、追加カードの年会費と枚数、ETCカードの発行枚数による比較
利用限度額 | 追加カードの 枚数・年会費 |
ETCカード | |
---|---|---|---|
JCBゴールド法人カード | 50万〜250万円 | 3,000円(税別) | 複数枚の発行OK |
JCB一般 法人カード |
30万〜100万円 | 1,250円(税別) | 複数枚の発行OK |
アメックス・ビジネスゴールド・カード | 会社ごとに設定 | 12,000円(税別) | 5枚まで |
アメックス・ビジネス・カード(グリーン) | 会社ごとに設定 | 6,000円(税別) | 5枚まで |
三井住友ビジネスゴールドカード | 原則20~300万円 | 2,000円(税別) | 制限無し |
三井住友ビジネスカード | 原則20~100万円 | 400円(税別) | 制限無し |
セゾンプラチナビジネス・アメックス | 会社ごとに設定 | 4枚まで 3,000円(税別) |
本カード、追加カード それぞれ最大5枚まで |
オリコビジネスカード Gold(ゴールド) |
最大1,000万円 | 20枚 1枚あたり2,000円(税別) |
20枚 |
JCBや三井住友などの法人カードはゴールドでも限度額は300万程度です。
社員に渡せる追加カードがたくさん作れても限度額が少ないと意味がない事になります。
その点オリコビジネスカードGoldは限度額が最高1,000万円、追加カードは20枚まで。
とても使いやすい法人カードと言えるでしょう。
カード利用者ごとに利用可能額を設定
オリコビジネスカードGoldは、親カードと同じ機能を持つ追加カードを役員や社員に渡すさい、カード利用者ごとに利用可能額を設定出来ます。
それぞれの役職に応じて利用可能額を決められるのはありがたい機能です。
部長のカードと平の社員のカードの利用可能額は別にしたいですから。
利用明細でカード利用者ごとの利用がわかる
出張の旅費や宿泊費・交際費・消耗品などの経費の決済はできるかぎりカードにすれば現金のやりとりがなくなり経理事務を効率化する事が出来ます。
しかし社員に追加カードを渡す利点は単純にキャッシュレスになるという事だけではありません。
利用明細でカード利用者ごとの利用がわかるので「誰がどこでいくら使ったか」が明確になり管理がスムーズになります。
ビジネスサービスが充実している
空港ラウンジ
飛行機を使った出張が多い会社なら空港ラウンジが無料で使えるのはうれしいはずです。
国内主要空港と、ハワイ(ダニエル・K・イノウエ空港)、韓国(仁川空港)のラウンジを365日、無料で利用できます。
(2019年4月より、富士山静岡空港・岡山桃太郎空港・長崎空港の3つの空港が追加されます)
もちろん追加カードでも、空港ラウンジは利用できます。
空港待ち時間が快適に過ごせますよ。
Mastercardビジネスアシスト
パートナーとして提携している13社が提供するサービスをビジネスアシスト特典で優待付き割引料金で利用出来ます。
(株)クロスランゲージ |
365通訳 24時間365日電話を通して、どこからでも通訳をご利用いただけるサービス。 ビジネス・アシスト特典 通常価格から約33%割引 |
(株)リクルートライフスタイル |
じゃらんコーポレートサービス 宿泊コストを削減し、出張管理業務を効率化。国内出張が、もっと便利でスマートに。 ビジネス・アシスト特典 じゃらん限定ポイント1%を追加付与
|
このほか全部で13社のサービスが割引になります。
電子マネーMastercardコンタクトレス
このマークの店舗で使えるMastercardコンタクトレス
Mastercardコンタクトレスは他の電子マネーと同じように専用端末にかざして使えるものですが、前もってチャージする必要はありません。
クレジットの決済と同じように後日、口座からの引き落としになります。
国内ではMastercardコンタクトレスに対応している店舗はまだ少ないですが海外ならコンビニ・スーパー・レストランとほとんどの場所で使えるといっていいでしょう。
他のゴールドカードと比較した場合のデメリット
付帯保険
他のゴールドカードと比較した場合、補償額が低いです。
自動付帯:カードを所有しているだけで受けられる
利用付帯:旅行の代金をカードで支払うと受けられる
海外旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険 | ショッピングガード保険 | |
---|---|---|---|
JCBゴールド法人カード | 最高1億円 (一部利用付帯) |
最高5,000万円 (自動付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
JCB一般 法人カード |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高3,000万円 (利用付帯) |
最高100万円 (国外) |
アメックス・ビジネスゴールド・カード | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (利用付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
アメックス・ビジネス・カード(グリーン) | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (利用付帯) |
最高500万円 (国内/国外) |
三井住友ビジネスゴールドカード | 最高5,000万円 (利用付帯の場合) |
最高5,000万円 (利用付帯の場合) |
最高300万円 (国内・海外) |
三井住友ビジネスカード | 最高2,000万円 (利用付帯の場合) |
– | 最高100万円 (海外のみ) |
セゾンプラチナビジネス・アメックス | 最高1億円 (自動付帯) |
最高5,000万円 (自動付帯) |
最高300万円 (国内/国外) |
オリコビジネスカード Gold(ゴールド) |
最高2,000万円 (自動付帯) |
最高1,000万円 (利用付帯) |
最高100万円 (国内/国外) |
オリコビジネスカードGoldの付帯保険
●海外旅行傷害保険 最高2.000万円
●国内旅行傷害保険 最高1.000万円
●ショッピングガード保険 最高100万円
ほかのゴールドカードと比べると明らかに補償額は低いです。
ポイント制度
クレジットカードにポイントはつきものですが、オリコビジネスカードGoldはいくら使ってもポイントはつきません。
これはちょっと残念ですね。
必要書類
オリコビジネスカードGoldを作るのに必要な書類は
- 登記事項証明書もしくは印鑑登録証明書
- 決算報告書(直近2期分)(総利用枠300万円超の場合)
- 法人代表者の本人確認必要書類
となっています。
総利用枠300万円超の場合だけですが、直近2期分の決算報告書が必要になります。
会社の業績によっては審査に通らない場合もありますね。
さらに直近2期分の決算報告書が必要となると設立したての会社では申し込めない可能性が高いです。
本人確認必要書類だけで作れるオリコ EX Gold for Bizと比べると審査は厳しいです。
オリコビジネスカードGoldまとめ
オリコビジネスカードGoldの1枚あたり2,000円という年会費の安さはとても重要です。
これは追加カードの年会費の額にも関係していて、オリコビジネスカードGoldは追加カードも年会費2,000円です。
社員にわたす追加カードを10枚以上作るとなると合計する追加カードの年会費も安い方がありがたい訳です。
もうひとつ、最高1,000万円という限度額も重要です。
JCB一般法人カードの限度額は100万円ですが、追加カードを10枚作ると一枚あたり10万円しか使えません。
ある程度の規模の会社の決済に使うカードとしては使いづらいですよね。
オリコビジネスカードGoldの1枚あたり2,000円という年会費の安さと最高1,000万円という限度額を考えると最高のコストパフォーマンスと言わざるをえません。
わたしのところも社員が増えたらこのカードを検討しようと思っています。
以上「オリコビジネスカードGoldは社員10名以上の中小企業におすすめ」という記事でした。
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