現実味を帯びてきた日本車の自動運転
国内初の自動運転の実験のニュースをテレビで見ました。
自動運転について日本ではまだまだだとか、2020年の東京オリンピックまでには実現するとか、色々噂が飛びまわっていましたが、運転者がいない車を公道で走らせるという実験は今回が初めてなんですね。
これをみなさん、どう見ますか?
「えっ、まだそんな段階。」
それとも、「着々と実現に近づいてるじゃん。」
私の印象は「着々と実現に近づいてるじゃん。」です。
このニュースをきっかけに自動運転の現状について調べてみたのでお付き合いください。
2017年12月14日、初の運転者がいない車の公道実験
2017年12月14日、運転席に人が座っていない状態での自動運転の実験が行われました。
たしかに写真ではハンドルを握っている人はいません。
実験場所は愛知県幸田町。
愛知県では自動車産業の象徴であるトヨタ自動車発祥の地、豊田市もありこういった実験に力を入れているのです。
実験に使われたこの車は完全に人が運転に関与しない「レベル4」というもので、前もって用意された3次元地図をもとにカメラ・センサーなどで自分の位置を把握し、ハンドルやブレーキなどを自動で制御するのです。
一般車両も通行できる公道を交通規制しない状態での実験なので、もしもの場合は遠隔操作でブレーキをかけられるようになっており、助手席の人間が停車させる事も出来るようになっています。
実験車に試乗した愛知県の大村秀章知事
前述のように愛知県は世界のトヨタ発祥の地、豊田市(とよだし)があり世界からは遅れをとっている自動運転の世界でこれからは巻き返しをはかりたいと大村知事もいきごんでいるのです。
現状の道交法ではハンドルから手を離した時点でアウトらしいんですけど、そのへんの法律関係はどうなるんでしょうね。
自動運転の実験自体は以前行われてきた
完全に人が運転に関与しない状態での公道実験は今回が最初でしたが、運転席に人が座ってすぐに運転に関与出来るような状態での公道実験は前から行われていました。
今回の実験で協力した測量ソフトを手掛けるアイサンテクノロジー
今回の公道実験をサポートした名古屋市にあるアイサンテクノロジー社の自動走行実証実験報告サイトを見ると
https://www.aisantec-automobile.com/
愛知県の各市で実証実験が行われてきたのがわかります。
2017年2月24日 安城市の自動走行実証実験
安城厚生病院~アピタ安城南店区間(2.8キロ)を走行しました。
運転席には一応人がいるのですが自動運転の車が反対車線が渋滞している道を走行しているのはすごい映像です。
安城市以外でもたくさんの愛知県の各市で自動走行実証実験は行われました。
EV車の無人タクシー
前述の名古屋市アイサンテクノロジー社はハンドル・アクセル・ブレーキのないEV(電気自動車)の無人車も試作しています。
運転者は必要なく無人タクシーを想定した車、名称は「マイリー」。
以前当サイトでも紹介した「ドバイのドローンが空飛ぶ無人タクシーとして開発された」というニュースがありましたが日本でも無人タクシーは実現しそうですね。
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まとめ 未来の自動車
自動車産業はここへきて次の100年へと続く変革の時を迎えていると言われています。
ヤマダ電気、ダイソンなどの自動車産業以外の企業の参入も期待されます。
F1などのモータスポーツはどんな未来を迎えるの非常に興味深いです。
人間が運転するガソリンエンジンを積んだ特殊な昔の車なんて言われる日もくるのかもしれません。
電気自動車、AIによる自動運転ときて次はどうなるんでしょう。
映画のように空飛ぶ車が都市の上空を滑空する日は近いんでしょうか。楽しみでしかたありません。
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以上「現実味を帯びてきた日本車の自動運転」という記事でした。
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