高速道路のヘビーユーザーだったら個人でもETCコーポレートカードがおすすめ
ETCコーポレートカードはコーポレートカードという名前のとおり事業者用のETCカードです。
高速道路利用量が多ければ、普通のETCカードよりも割引率が高くなっています。
高速道路を頻繁に使う会社の場合、経費削減のためETCコーポレートカードに切り替えるケースが増えていますね。
個人でも月に13,760円以上高速道路を使うヘビーユーザーであればETCコーポレートカードにした方が高速代を節約出来ますよ。
とくに首都高・阪神高速でETC割引になるのはETCコーポレートカードだけ。
今回の記事では個人で事業者用のETCコーポレートカードを作るにはどうすればいいか解説していきます。
ETCコーポレートカードとは
ETCコーポレートカードとはNEXCO道路会社が発行する事業者用のETCカード。
一般的なETCカードの場合、まずクレジットカードを申し込んでその追加カードとしてETCカードを発行してもらいますが、ETCコーポレートカードの場合はクレジットカード作成なしで作れるETCカードです。
支払い方法はクレジットカード会社のETCカードと同じように一ヶ月分をまとめて後日、口座からの引き落としになります。
一般的なETCカードとの一番大きな違いは大口・多頻度割引があること。
これはある一定以上の利用があれば、その利用料金の額によってより多く割引になるというもの。
ETCコーポレートカードは普通のETCカードにある休日・深夜割引も適用になって、その上で利用料金に対する大口・多頻度割引があるのでETC利用料金が多い人なら経費削減に多いに役立つのです。
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個人でも高速道路のヘビーユーザーならETCコーポレートカードはおすすめ
高速道路の利用料が多い事業者用のETCコーポレートカードなんですが、個人でも申し込むことは出来ます。
ただし登録した一台の車に一枚にカードという具合に特定の車とカードが紐付けされていて、それ以外の車では使えないようになっています。
それでも問題なければ個人で作ってもいいでしょう。
ETCマイレージサービスとどっちが得か?
一般的なETCカードでも登録すれば利用できるETCマイレージサービスというものがあります。
例としてNEXCOの対象道路を50.000円分利用すると約5.000円分のマイレージポイントが獲得出来ます。
これと比べた場合、毎月の利用料が13,760円を超えるならETCコーポレートカードがお得です。
さらに首都高・阪神高速の利用が多い人の場合、ETCマイレージサービスは首都高・阪神高速は対象外なので無条件でETCコーポレートカードがお得となるわけです。
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ETCコーポレートカードの特徴的なデメリット
ETCコーポレートカード特有のデメリットについて解説します。
- 特定の車両にしか使えない
- 一般利用者向けの割引プランに申し込めない
- ETCマイレージサービスには申し込めない
- 個人でNEXCOに直接申し込むのはハードルが高い
特定の車両にしか使えない
ETCコーポレートカードを申し込む時は使用する車のナンバーを登録してカードと紐付けます。
その車以外ではETCコーポレートカードは使えません。
違う車で使った場合は利用明細に割引対象外と記載されます。
さらに何度も違う車で使った場合は警告を受けます。
場合によっては使用停止なる事もあるようです。
この部分は個人で使う場合、結構使いにくかもしれません。
一般利用者向けの割引プランに申し込めない
一般のETCカードだと「速旅乗り放題プラン」など色々な割引プランが用意されていますがETCコーポレートカードでは申し込めません。
↓ドラプラ(E-NEXCOドライブプラザ)
http://www.driveplaza.com/trip/drawari/
ETCマイレージサービスには申し込めない
一般のETCカードにあるETCマイレージサービスに申し込む事は出来ません。
高速道路の利用料金はそれほど多くない場合は前述のようにETCマイレージサービスの方が有利になる場合もあります。
個人でNEXCOに直接申し込むのはハードルが高い
ETCコーポレートカードは個人でも発行元のNEXCOに直接申し込む事が出来るのですが、かなり手間とお金がかかりハードルが高いです。
支払い保証や高額な保証金がネックですね。
↓詳しくはこちらの記事で
協同組合を通して申し込むのがラク
全国には事業に車を使う業種の会社を中心に集まっている協同組合がたくさんあります。
ETCコーポレートカードを扱っている協同組合もたくさんあって、加入して組合員になってETCコーポレートカードを申し込めば組合が発行元のNEXCOに対して支払い保証をしてくれるので保証金も必要なくなります。
ただ組合に加入するには出資金が必要でほとんどの組合では出資金1万円となっています。
この出資金は組合を退会するときには戻ってくるお金ですが初期費用として用意しなくてはいけないお金ですね。
このような協同組合の中で一番大きな組織が「高速情報協同組合」です。
加入している会社は1万社を超えています。
安定したサービスを望むのならこのような大きな組織がいいでしょう。
法人・個人事業主限定で組合に加入出来ます。
↓高速情報協同組合でETCコーポレートカードを申し込む
個人で協同組合のETCコーポレートを申し込むには
協同組合でETCコーポレートカードを申し込めるのは法人または個人事業主だけです。
個人事業主といっても単にフリーランスや請負の仕事でも個人事業主です。
しかし主婦・サラリーマンとなると個人事業主とは言えません。
そういった個人が協同組合でETCコーポレートカードを申し込むには裏技が必要になります。
↓こちらの記事を参考にしてください。
まとめ
高速道路のヘビーユーザーなら積極的にETC割引を利用したいですよね。
首都高・阪神高速を頻繁に使うのであれば無条件にETCコーポレートカードがいいと思います。
普通のETCカードでETCマイレージサービスを利用するのもいいのですが、目安として毎月の利用料が13,760円を超えるならETCコーポレートカードをおすすめします。
一般の個人では裏技を使わないと協同組合からは申し込めないので前述の記事を参考にトライしてみてください。
以上「高速道路のヘビーユーザーだったら個人でもETCコーポレートカードがおすすめ」という記事でした。
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