個人会社でガソリンカードをクレジット審査なしで作りたい
個人会社でも人を雇って車を頻繁に使う業種の場合、ガソリンスタンドでの支払い用にガソリンカードの給油専用カードを従業員それぞれ渡しておくととても便利です。
そういう場合、石油元売り系の法人カード(シナジーJCB法人カードなど)が使えるといいですね。
法人向けのガソリンカードは従業員に渡して使える給油専用カードが複数枚作れる仕様になっているからです。
しかし個人事業主または法人の経営者で個人向けのクレジットカードなら作れても法人向けのカードが作れない場合は多々あります。

私(管理人)のような個人会社(個人事業主)の場合、法人カードのクレジット審査に通らずなかなか作れないのですよ。
で、個人事業主である私はどうしたかというとクレジット機能なしのETC協同組合の法人ガソリンカードを申し込んでみました。
結果は問題なく作れました。
今回はわたしのような個人会社の方にむけてガソリンカードを審査なしで作る方法を解説します。
個人会社(個人事業主)で法人向けガソリンカードが作れない場合が多いのはなぜか?
一般的なガソリンカードとは石油元売り系の会社がVisa、MasterCard、JCBなどのクレジットカード会社と提携して発行しているクレジットカードなんです。
↑エネオスカードなんかが有名ですね。
つまりガソリンカード、イコール、クレジットカード
クレジットカードなので当然クレジット審査があります。
個人事業主または法人の経営者で個人向けのクレジットカードなら作れても法人向けのカードが作れない場合は多々あります。
法人向けのクレジット審査が自営業、個人事業主には難関なんですね。
クレジット審査に通りやすいのはどんな人?
個人向けのカードの場合、会社員、それも有名な企業に勤めている会社員、または公務員、こういう収入が安定している人たちはカード会社に好まれます。
毎月の請求に問題なく支払いが出来る環境にいるという事なんですね。
法人向けクレジットカードの場合は会社の実績がある会社、たとえば三年以上黒字決算の会社であれば信用力は高く法人
向けのクレジット審査でも問題なく通るでしょう。
ではクレジット審査に通りにくいのはどんな人?
個人会社(個人事業主)は収入が安定していない場合が多いと判断されがち。
もちろん何年も良い業績をあげている人もいますが、カード会社からすると要注意の人たちなんです。
収入が安定してないうえに税金対策で所得を過少申告している場合も多いはずです。
カードを発行したら商売のやりくりにキャッシング(借金)をバンバンされて、そのあげく返済してくれなかったらどうしようと思われるんですね。
こういった理由で個人会社(個人事業主)は法人向けクレジットカードが作りにくいんです。
でも法人ガソリンカードは作りたい。
suicaなどのカードで支払う事に慣れるとスタンドでいちいち現金を用意するのは面倒になってきますよね。
とくに商売で頻繁にガソリンを入れる場合、現金払いをしてレシートを取っておいて後から一枚一枚計算するのは大変です。
カード払いなら利用明細を見て計算すれば経理処理は格段にスピードアップします。
なんとかガソリンカードが作れないか。
欲しいいのは従業員に渡す給油専用カード
自分一人で仕事をしている個人事業主であれば個人向けのガソリンカードで十分です。
たとえばエネオスカードなら給油専用カードが作れます。
しかし従業員に給油専用カードを渡したい場合は個人向けのガソリンカードではだめなんです。
個人で作った給油専用カードは名義人本人しか使えないので人に貸す事は出来ません。
法人向けのガソリンカードなら最初から給油専用カードを必要枚数作って従業員に渡して使える仕様になっています。
人を雇っている場合はこういう給油専用カードを作りたいわけです。
個人事業主の場合、仕事の経費などは個人のクレジットカードを使う事が出来ます。
口座をプライベートとは別にしておけば申告の際も面倒は起きません。
欲しいのは必要な枚数が作れる給油専用カードだけなんです。
探していたら、ぴったりなものがありました。
ETC協同組合のクレジット機能なし法人ガソリンカードに申し込んでみた
私(管理人)はETC協同組合の法人ガソリンカードに申し込んでみました。
ETC協同組合の法人ガソリンカードはクレジット機能はないんです。
クレジット機能なしの給油専用カード
という事はクレジットカードを作るわけではないのでそもそもクレジット審査はありません。
クレジットカードの場合は審査を受け、支払い能力ありと信用を得てからカードを使用する事ができるわけですが、ETC協同組合の法人ガソリンカードはどうやって後払いでカード使用に対する信用を得るのでしょう?
協同組合に加入して組合員になる
クレジット機能なしのETC協同組合の法人ガソリンカードを発行してもらうには、出資金1万円を出して組合員になる事が条件です。
「出資をしている組合員の一人」となる事で組合が支払い保証をしてくれます。
組合に加入しているという事で信用力を得られるわけです。
それで後払い方式のガソリンカードが使えるようになるわけです。
(この出資金は退会するときは戻ってきます。)
「法人ガソリンカード」となっているように、法人、個人事業主限定のカードなので、サラリーマンや主婦では作る事は出来ません。
※裏技はあります。
必要な書類
私(管理人)の場合は個人会社(個人事業主)なので確定申告のコピー、免許証のコピー、車検証などの書類を用意しました。
会社の場合は登記簿が必要になります。
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しかしETC協同組合って信用出来る組織なの?
出資金を1万円も払うわけですから、私も最初どんな組織なのかわからないので不安でした。
調べてみるとETC協同組合というのは高速情報協同組合の兄弟組織だという事がわかりました。
高速情報協同組合の業務の拡大に伴ってETC協同組合が出来ました。
高速情報協同組合は1993年に設立されています。
弱い立場にある中小企業をサポートする目的で立ち上げた組織です。

ETC協同組合理事
燃料の共同購入、クレジット審査なしのETCカードの発行業務などで、評判になり、今では加入している会社が1万社を超え、組合員数でいえば日本一の組織になりました。
ネットでの申し込みを始めた6〜7年前から急激に組合員数が増え、それに伴って兄弟組織であるETC協同組合が設立されました。
私(管理人)も、申し込んでかれこれ一年ほどたちますが、何の問題もなく使えています。
ETC協同組合のクレジット機能なし法人ガソリンカードの特徴
何度もお話しましたがクレジットカードではないので買い物やキャッシングには使えません。
あくまでガソリンスタンドでの給油のみです。
その他の特徴も見てみましょう。
年会費・カード発行手数料が永年無料・つまり維持費ゼロ
これは結構魅力です。維持費がまったくかかりません。
必要枚数作れる
会社経営されている場合に従業員にそれぞれにガソリンカードを渡したいと思いますが、申し込み時に必要な枚数を設定する事が出来るんですよ。
給油専用カードなので安心して渡せると思います。
当然、請求はまとめて会社の口座にきますので、経理処理はスムーズになりますし、どのスタンドで入れたのかも記録されていて管理をするうえでも重宝しますね。
カードの枚数を増やしたくなったら後から追加する事も出来ます。
さらに詳しい事はこちらの記事でチェックしてください。↓
まとめ
ネットで調べると私のようにクレジットカードが作れずに法人向けのガソリンカードを手にいれられなかった人がETC協同組合の法人ガソリンカードを利用するケースは結構多いのに気づくはずです。
注意してほしいのですが、クレジット審査がないといっても必ず無条件でガソリンカードが発行されるわけではありません。
提出する書類によって、実体のある事業者(実際に仕事している)かどうかの審査はあります。
ですが、かなり通りやすいと思って大丈夫です。
元々、弱い立場の人をサポートする目的で設立された組合ですから、悪用するのは論外として普通に利用するならガソリンカードを発行してもらえると思います。
最後に公式サイトへのリンクを載せておきます。↓

一度ガソリンカードを使い慣れてしまうと手放せなくなってしまいます。クレジットカードが作れずにガソリンカードを諦めていた人も一度試してみたらいいと思いますよ。
以上「個人会社でガソリンカードを審査なしで作りたい」という記事でした。
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