なぜ後払い式である高速情報協同組合の法人ETCカードをクレジット審査なしで作れるのか
「ETCカード クレジット審査なし」で検索すると高速情報協同組合の法人ETCカードが出てきます。
「クレジット審査なしで作れて、従業員に渡す必要のある枚数が作れる」とあります。
会社で申し込んだクレジットカードの審査が通らなかった人は助かりますよね。
気になるのは出資金として一万円が必要。退会時は返金となっている
これを見てなんか詐欺なんじゃないかと心配になる人もいます。
後払い式であるETCカードをクレジット審査なしで作れるというのも疑問の残るところですよね。
今回の記事では
●後払い式であるETCカードをクレジット審査なしで作れる理由はこんなんだよ
という事を説明していきたいと思います。
ETCカードは信用取引
一般のクレジットカードはクレジット審査をすることで、この人は毎月ちゃんと支払いをしてくれるだろうという判断のもとに発行されています。
クレジットカードの追加カードであるETCカードもその人の名義で信用の元に発行されるものです。
これによって後払い式、つまりカード会社に立て替えてもらって引き落とし日に精算するという信用取引が成立するのです。
高速情報協同組合のETCカードも後払い式です。
クレジットカード会社と提携してETCカードを発行しています。
カードで支払いをしてカード会社に立て替えてもらって引き落とし日に精算する、これはクレジットカードと一緒です。
でも、
高速情報協同組合のETCカードを発行してもらうときはカード会社によるクレジット審査はありません。
加入するときに高速情報協同組合に対して「実在する事業者である」という証明さえ出来ればいいのです。
しかしそれは親カードであるクレジットカードを作るときに審査を受けているからです。
もっと具体的に言うと一度クレジットカードを作り追加でETCカードを作るときはクレジット審査はなく無条件で作れます。
誰を信用して後払い式のETCカードを使わせてくれてんの?
高速情報協同組合のETCカードは「UCカード」または「セディナカード 」などのクレジットカード会社と提携してETCカードを発行しています。
提携しているクレジットカード会社は当然、高速情報協同組合のETCカードを使っている私個人(または会社)を信用してカードを使わせてくれてるわけではありません。
だってクレジット審査してないんですから。
カード会社は誰を信用して後払い式のETCカードを使わせてくれてんのかっていうと高速情報協同組合を信用して使わせてくれてるんです。
つまり私個人(または会社)はクレジットカード会社となんの契約も取り交わしていません。
クレジットカードを作ったときに送られてくる、細かい字でびっしりと書いてある「カード規約」なども送られてきません。
クレジットカード会社は私個人(または会社)をまったく信用してないんです。
高速情報協同組合とクレジットカード会社間で行っている信用取引
クレジットカード会社は高速情報協同組合の「組織としての社会的信用度」によって後払い式の取引をやっているんです。
つまり高速情報協同組合は組合員(私も含まれる)全員の取引を一つにまとめてクレジットカード会社と信用取引をやっているわけなんです。
クレジットカード会社からしたら組合員に信用情報がブラックな人間がいても「高速情報協同組合が責任を持ってくれるから大丈夫」というスタンスでいるのです。
そして実際、貸し倒れなどの問題が起きたときは高速情報協同組合が責任を持ちます。
そのために高速情報協同組合はそれ用の保険にも加入していますからね。
だから手数料取られてるんだな〜
高速情報協同組合はそのリスクを負って法人ETCカードの発行業務をやっているわけです。
もちろんボランティアではないので、ビジネスとして成り立たせなくてはいけません。
そこで高速情報協同組合の法人ETCカードを使用するには毎月の走行金額の5〜8%を手数料として払わなくてはいけないというルールがあるわけです。
1万5千社を超える組合員がメリットを感じている
走行金額の5~8%を手数料を高いと思いますか?
さらに言うと普通のETCカードだと使えば使うほどポイントがたまる。
だけど高速情報協同組合の法人ETCカードはポイントが付きません。※
これだけのデメリットがあるのにもかかわらず1万5千を超える組合員が高速情報協同組合の法人ETCカードを使っています。
ブラックではないが会社の経営状態によってクレジットカード会社の審査に通らない中小企業・個人事業主にとって高速情報協同組合の信用力によって使える法人ETCカードはやはり大きなメリットがあるという事なんですね。
※高速情報協同組合の法人ETCカードでもマイレージのつくカードはあります。
出資金をもって逃げちゃう詐欺ではありませんよ〜
この出資金一万円というのは基本的には組合員が組合運営のために持ち寄ったお金という意味合いです。
もちろん保証金ではありません。
保証金(デポジット)を預けて使うETCカードいうとETCパーソナルカードがそうですね。
ETCパーソナルカードの保証金はそのETC利用金額によって変わりますが最低でも8万円くらいかかります。
仮に出資金一万円が保証金だとしたら、かなり安いですよ。
そして投資をしているわけでもないので退会時は全額返金されます。
運用していたらマイナスになってしまったんで6千円しか返せません、という事はないんですよ。
本当に返してくれるんか
このご時世に、もし出資金が返金されないという事が起きてたらどうなると思います?
SNSで大炎上ですね。
審査により高速情報協同組合側が必要と判断した場合は出資金とは別に保証金が必要になる場合があります。
毎月の利用料の10%を保証金として毎月の支払い額に足して支払う。保証金を積み立てていくというイメージ。
これを20回(20ヶ月)繰り返し、積み立てた金額が毎月の利用料の2ヶ月分に達したら、組合側との話し合いで毎月の積立は終了。
そして積立てた保証金は脱退時に出資金と一緒に返金されます。
まとめ
今回の記事の内容は
高速情報協同組合は詐欺じゃないよ、ちゃんとした組織だよ。
という事と
後払い式であるETCカードをクレジット審査なしで作れる理由は高速情報協同組合の信用力によるものなんだよ。
というお話でした。
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以上「なぜ後払い式である高速情報協同組合の法人ETCカードをクレジット審査なしで作れるのか」という記事でした。
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