クレジット機能なしETCカードのまとめ
普通、クレジットカードを申し込めば、それに追加できるETCカードを簡単に作る事が出来ます。
しかし、あえてクレジット機能なしのETCカードを作りたい人がいます。
クレジットカードが嫌いだからという理由の人もいるかと思いますが、多くは「なんらかの理由でクレジットカードが作れないが、どうしてもETCカードが必要だ」という人じゃないでしょうか。
設立したばかり会社の経営者、または個人事業主の方で法人向けクレジットカードの作成を断られた場合も少なくないです。
今回の記事ではこの「なんらかの理由でクレジットカードが作れないが、どうしてもETCカードが必要だ」という人のためにクレジット機能なしのETCカードを整理してみます。
クレジットカードが作れないのはどんな人?
クレジットカードを作りたくてもそれぞれの事情で作れない人たちがいます。
個人の場合
- 主婦、パート、アルバイトなど
- 過去に支払いを滞納したなどして個人信用情報に傷がある
1.の場合、以前は審査に通らない事が多かったんですが、最近のクレジットカード(楽天カード、ライフカードなど)だと、主婦、パート、アルバイトなどでも問題なく作れていますね。
2.の場合、俗にいうブラックの状態の人ですね。
カード会社は審査の際に個人信用情報機関であるCICやJICCや全銀協(KSC)などに問い合わせをします。
過去に支払いを滞納した場合などその情報は5年間保存されてしまうので、一度個人信用情報に傷がついてしまうとクレジットカードを作ることは難しくなるんですね。
滞納などを何回も繰り返してブラックリストにのってしまった人は何年かはクレジットカードは作れなくなります。
法人、個人事業主の場合
- 会社を立ち上げたばかりで実績がない
- 代表など名義人になる人の個人信用情報に傷がある
うちのように立ち上げて間もない会社の場合、法人向けのクレジットカードの審査に通らないんだよね。
法人向けになると決済する額が多くなるのでカード会社も慎重になるんですね。
1.の場合、カード会社によっては3年ほどの業績から判断することもあります。
2.の場合、法人向けクレジットカードとはいっても申し込む名義人は代表者などの個人になるので当然その個人信用情報は判断材料です。
社長!個人信用情報大丈夫ですか〜?。
最近の法人向けクレジットカード(法人カード)は個人事業主向けのものもありますね。
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クレジットカードなしで作れるETCカード
さまざまな事情でクレジットカードを作れない人はいるわけですが、そんな人たちの選択肢は現状では次の二つでしょう。
- ETCパーソナルカード
- 協同組合が扱っているETCカード
共通しているのはETC専用カードで道路料金の支払いのためだけに使えるカードだという事と、一ヶ月分を後から口座引き落としで支払うという事。
ETCパーソナルカード
個人でブラックな人でもこのカードなら作れます。
道路会社6社が共同して発行するETCカードです。
保証金を預けて使用するので、個人信用情報に問題があってもこの保証金を担保にETCカードで決済出来るわけです。
しかし預ける保証金は高いです。
いくら預けりゃいいわけ?
最低でも2万円、しかしこれは月間利用額の平均が5000円未満の場合。利用額に応じて上がっていくので5万、10万というケースも普通にあり得ますよ。
さらに主な規約として
利用金額の引き落としが出来なかった場合は利用停止になり、
預けている保証金は差し押さえられ、未払いの利用金額はそこから相殺される。
かなり厳しいね!
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高速情報協同組合の法人ETCカード
こちらは高速情報協同組合という事業組合がクレジット審査に通らず困っている弱い立場の中小企業、個人事業主のために発行しているETCカード。
特徴としては出資金1万円を出して組合員になるというのが条件だということ。
うちのような会社でも組合に入れてくれるのかな?
法人なら登記簿、個人事業主なら確定申告書を提出して審査を受けるんですって。存在確認が出来ればほぼ通るそうですよ。ちなみに社長の個人信用情報がブラックでも大丈夫なんですって!
ブラックじゃないよ〜!!
出資金一万円は退会すれば戻ってきますが、最初に用意しなければいけないので初期コストがかかりますね。
詳しくはこちらの記事で↓
高速情報協同組合の扱っているETCコーポレートカード
NEXCO道路会社が発行しているETCコーポレートカードを高速情報協同組合が扱っています。
NEXCOに直接申し込む事も出来ますが支払い保証を自分で手配するのはハードルが高いです。
高速情報協同組合に加入して申し込めば組合が代わりに支払い保証をしてくれます。
条件は先ほどと同じで出資金を払って組合員になることです。
特徴は
- 首都高、阪神高速でETC割引が受けられるのはこのカードだけ。
- 普通のETCカードと同じ割引が受けられて、さらに利用料に応じた割引も受けられる。
- 車両一台につき一枚のカードが必要。
普通のETCカードにはETC割引というものがあります。ETCコーポレートカードはその割引に加えて首都高、阪神高速の利用額に応じてさらに割引があるというものです。
一枚のカードで使う車両は一台に限定されていて、登録した車両以外は使えません。レンタカーなどで使い回しは出来ないんです。
業務で特定の車両を管理する。
首都高、阪神高速を頻繁に使う。
こういう会社にとっては使い勝手のいいカードになっていますね。
レンタカーや従業員個人の車で使い回す事はできないんだな。
詳しくはこちらの記事で↓
クレジットカードなしでETCカードをつくるのは大変
クレジット機能なしでETCカードを作ろうとすると結構大変なのがおわかりいただけたと思います。
普通にクレジットカードを作ってETCカードを作る場合はネットの申し込みだけであとは電話確認ぐらいです。
費用も年会費、発行手数料ともに無料というカードも多いです。
とりあえずトライしてみましょう。
それに比べるとクレジット機能なしでETCカードを作るには手間もお金もかかります。
結論。
普通のクレジットカードにトライしてダメだった場合のみ検討すればいいんじゃないですか。
そうだね!
以上「クレジット機能なしETCカードまとめ」という記事でした。
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