法人ETCカード簡単審査で新会社でも作れる
法人ETCカードつかいこなし術

ETCコーポレートカードとは?徹底解説2018版

etcコーポレートカード

 

業務で頻繁に高速道路、有料道路を使う会社では、経費削減のためにETCコーポレートカードを導入するケースが増えています。

通常のETCカードと比較するとETCコーポレートカードによる割引きはかなり大きいです。

 

さらに首都高・阪神高速でのETC割引を受けられるのはこのカードだけです。

 

条件によって色々な割引きがあるんですが、かなりわかりにくいので細かく解説していきます。

必要な項目だけ見たい方は目次からどうぞ。

 

ETCコーポレートカードとは

ETCコーポレートカードとは

  • 東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)
  • 中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)
  • 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)

この3社が発行しているクレジットカードなしで作れるETC専用カードです。

クレジット審査はなし

 

普通のETCカードはクレジットカードを作らないと発行できませんが、ETCコーポレートカードはクレジットカードの作成なしで、ETCコーポレートカードのみを作る事が出来ます。

クレジットカードの作成なしという事はクレジット審査はなしという事です。

ETCコーポレートカードならではの大きな割引きが受けられる

 

利用額が大きい場合には通常のETCカードの割引よりも、大きな割引が受けられるカードです。

高速道路を使う事が多い使用者(たとえば法人・個人事業主など)が使うと大きな割引が受けられます。

逆に利用額が少ない場合は作る価値はありません。

 

車を業務で使うプロのためのETCカードと言えるでしょう。

 

利用額が少ない場合は作るメリットはないのですが、目安として一ヶ月の利用額が約9,200円以上あればETCコーポレートカードにした方がいいようです。

割引き後の料金で請求

 

ETCコーポレートカードは一ヶ月ごとの利用状況に応じた割引きが適用され、割引き後の金額で毎月の請求が来ます。

カードの契約ができない場合

 

ETCコーポレートカード利用約款によると以下の場合はカードの契約が出来ません。

  • 登録車両に車載器が搭載されていない場合。
  • 過去に通行料金等の支払いにトラブルがある場合。
  • 過去に高速国道等のご利用で不適切な行為があった場合。
  • 法人でお申込の場合は、カード割引のみを事業とする等、他の事業の実態が見受けられない場合。
  • 支払いの保証が出来ない場合。

PDFファイルを開きますETCコーポレートカード利用約款(467KB)

ETCコーポレートカード作り方

 

 

ETCコーポレートカード、まずはどうやって作ったらいいのかを見ていきましょう。

申し込み方法はふたつ

 

ETCコーポレートカードは東/中/西日本高速道路株式会社NEXCOが発行しています。

なのでひとつは直接、東/中/西日本高速道路株式会社NEXCOに申し込む方法があります。

 

もうひとつは、事業協同組合という中小企業のための農協のような団体に加入して、そこで申し込む方法もあります。

 

 

東/中/西日本高速道路株式会社NEXCO 事業協同組合
申し込み条件 個人又は法人・個人事業主 法人・個人事業主限定
支払い保証 金融機関がが発行した保証書もしくは

保証金の預託が必要

組合が保証

組合に加入するのに出資金が必要

 

東/中/西日本高速道路株式会社NEXCOで作る

直接、道路株式会社NEXCOに申し込むので結構手間がかかります。
主婦・サラリーマンなどの個人で作るにはこの方法ですね。
ネットからの申し込みは出来ません。
申込書は各高速道路会社のホームページよりダウンロードするか、

ETCコーポレートカード窓口に直接問い合わせ、取り寄せててください。

支払い保証として次の二つのうちどちらかが必要です。
  • 金融機関が発行した保証書
  • 保証金の預託

金融機関が発行する保証書とは、連帯保証人として、銀行、農林中央金庫、商工組合中央金庫、信用金庫、信用協同組合、又は農業協同組合が発行する保証書のことです。

 

銀行や信用金庫に連帯保証人になってもらえという事ですね。普通の個人では難しいでしょう。

長年、会社経営をしていて付き合いのある銀行でもないかぎり金融機関が発行した保証書を手に入れるのは無理そうです。

 

保証金の預託は文字通り現金を預けて担保とすることです。

NEXCOのガイダンスによると

  • 後納料金の支払見込月額の4倍に相当する額以上の額(1万円未満の端数は、切り上げるものとします)
  • 上記の金額が10万円を下回る場合、保証額は10万円とします。

となっていて月の利用料の4倍の金額、それも最低で10万円となってますね。

保証金なのでカード解約時は戻ってくるお金ですが・・・

それでもかなり高額ですね。

初期費用

 

保証金 支払見込月額の4倍に相当する額(カード解約時に返金されます。)
カード紛失手数料 1枚あたり617円(再発行時)
年会費 1枚あたり617円

 

事業協同組合で作る

ETCコーポレートカードを扱っている事業協同組合は結構あります。

 

事業協同組合は中小企業のための農協のようなものなので、組合に加入できるのは法人・個人事業主限定です。

なので個人(主婦・サラリーマンなど)でETCコーポレートカードを申し込むことは出来ません。

 

法人・個人事業主が出資金1万円を払って組合員になれば組合が支払い保証をしてくれてETCコーポレートカードを作ることが出来ます。

組合退会時には出資金は戻ってきます。

 

最安の初期費用で作れるのはテイ・ネット物流事業協同組合です。

 

出資金 一口10,000円(出資金は退会時に返金されます。)
年間事務手数料 1枚あたり617円/年

 

合計10,000円プラス(617円 x 必要枚数)です。

 

↓ETCコーポレートカードの申し込み・資料請求はこちらから

 

関連記事↓

 

ETCコーポレートカード取扱窓口

NEXCO東日本
北海道支社 札幌市厚別区 011-896-5315 NEXCO東日本
東北支社 仙台市青葉区 022-217-1908
関東支社 東京都台東区 03-5828-8406
新潟支社 新潟市西区 025-234-7136
中日本高速道路株式会社
東京支社 港区虎ノ門 03-5776-5679 NEXCO中日本
八王子支社 八王子宇津木町 042-691-1171
名古屋支社 名古屋市中区 052-222-1230
金沢支社 金沢市神野町東 076-240-4954
西日本高速道路株式会社
関西支社 茨木市岩倉町 06-6344-9288 NEXCO西日本
中国支社 広島市安佐南区 082-831-4477
四国支社 高松市朝日町 087-823-4063
九州支社 福岡市中央区 092-762-3205
高速情報協同組合
本社  福岡県北九州市 093-531-1356

 

ETCコーポレートカードの割引き

 

ETCコーポレートカードを使うことで受けられる割引きは3つ

  • 平日朝夕割引き(ETCマイレージサービスで受けられる還元型の割引きとは別のものです)
  • 大口多頻度割引き
  • 首都高・阪神高速割引き

平日朝夕割引き

 

ETCコーポレートカードが時間帯で受けられる割引きです。

時間帯と対象になる道路が決まっています。

朝と夕方、それぞれ一回だけが対象で通勤割引みたいな感じです。

つまり一日に何度か平日朝夕割引きの対象になる走行があったとしても割引きになるのは一日では最高二回という事ですね。

時間帯

平日の朝:6時~9時 夕:17時~20時
※平日とは、月曜日から金曜日までを指します。(祝日を除く)

入口料金所または出口料金所を6時~9時の間または17時~20時の間に通過してください。

 

6:30に入って8:30に出る。これは6時~9時の間なので当然OK。

4:30に入って7:30に出る。これも指定時間内に出口料金所を通過しているのでOK。

同様に7:30に入って10:30に出る。指定時間内に入口料金所を通過しているのでOK。

 

指定時間内に入り口か出口、どっちかを通過していればいいんですよ。

割引対象道路

NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路

ということなんですが、ちょっとわかりにくいですね。

 

NEXCO東日本、中日本、西日本が管理する道路で以下の道路以外ならOKなんです。
東京近郊

東関東道(湾岸市川~成田)

新空港道

東京外環道

東名高速(東京~厚木)

中央道(高井戸~八王子)

京葉道路

第三京浜道路

横浜新道

横浜横須賀道路

圏央道(茅ヶ崎JCT~桶川北本、白岡菖蒲~久喜白岡JCT)

新湘南バイパス(茅ヶ崎海岸~藤沢(※)

※茅ヶ崎海岸ICから茅ヶ崎JCT間と圏央道を連続走行する場合にのみ、平日朝夕割引(ETCコーポレートカード)が適用となります。

 

大阪近郊

名神高速(大津~西 宮)中国道(中国吹田~西宮北)

近畿道(吹田~松原)

阪和道(松原~岸和田和泉)

西名阪道(天理~松原)

京滋バイパス(瀬田東~久御山淀)

第二京阪道路(巨椋池~門真JCT)

 

結構多かったですが以上の東京近郊、大阪近郊の道路では割引きになりません。

それ以外のNEXCO東日本、中日本、西日本が管理する地方部の高速道路及び宮城県道路公社の仙台松島道路で割引きになります。

利用回数による割引き

平日朝夕割引きは一ヶ月の利用回数によって割引き率が決まります。

 

1回~4回まで 0% 割引きなし
5回~9回まで 通行料金のうち最大100km相当分を約30%分割引
10回以上 通行料金のうち最大100km相当分を約50%分割引

月4回では割引きはゼロ、

5回になると1回から5回までの分、全部が割引き対象になる。

10回になるとそこまでの1回から10回までの分、全部が割引き対象になる。

 

実際の例

 

長岡IC~新潟西ICを対象時間帯に普通車で朝・夕1回ずつ往復で利用します。
1ヶ月のうち5日間の利用だと往復なので計10回利用。
長岡IC~新潟西ICの通常料金(普通車)1,570円

割引前は15,700円
利用回数が10回のため、割引率50%が適用されます。

1,570円の50%引き=785円
四捨五入をして790円

 

1ヶ月分の割引後料金は

790円×10回=7,900円(割引前15,700円)

 

この50%の割引は大きいですよね。

時間帯が合えば経費削減のためにETCコーポレートカードの朝夕割引は使わないと損というレベルです。

大口多頻度割引

 

利用頻度の高い事業者に有利な割引きです。

もちろん個人でも利用頻度が高ければお得な割引です。

 

大口多頻度割引の種類は二つあります。

車両単位割引

車一台の一ヶ月の利用料に対して割引きされる。

 

5,000円を超え、10,000円までの部分 割引率:10%(※20%)
10,000円を超え、30,000円までの部分 割引率:20%(※30%)
30,000円を超える部分 割引率:30%(※40%)

※ETC2.0搭載車両に限り適用される割引率です。(平成30年3月末まで)

契約単位割引

契約者の1ヶ月の高速道路の利用額合計が500万円を超え、かつ、契約者の自動車1台あたりの1ヶ月平均の利用額が3万円を超える場合、割引率:10%

 

これは契約者がある程度大きな会社で何十台もある車を登録している場合ですね。

1ヶ月の高速道路の利用額合計が500万円超え

車1台あたりの1ヶ月平均の利用額が3万円超え

つまり会社単位での利用額合計が月500万を超えていて、かつ所有している車1台あたりが平均で3万以上使っている。

この条件を満たしていると10%の割引きになる。

 

これは車両単位割引とは別なので条件をみたしていれば両方の割引が受けられるというわけです。

ある程度の規模の会社にとってはかなりの経費削減になりますね。

 

個人事業主や所有する車両が少ない会社では関係なさそうです。

平日朝夕割引と大口・多頻度割引の関係

 

平日朝夕割引は最大100km相当分までです。

100kmを超えた部分はどうなるんでしょう?

 

全部で276.8km走行すると

 

100kmを超えた分は平日朝夕割引きの対象にならなくて大口・多頻度割引きの対象として計算されるということです。

画像引用元:http://www.driveplaza.com/

 

上の例だと全部で276.8kmで通常料金10,100円。

100kmまでは約3640円、残りの176.8km分が6460円。

 

朝夕割引としては10回以上使っているする。(50%割引)

平日朝夕割引きの対象は100kmまでなので、100km分の3640円が50%割引で1820円になる。

 

残りの176.8km分6460円はETCコーポレートカード大口多頻度割引きの方の対象になる。

車一台の一ヶ月の利用料が30,000円を超えているとするとこの部分の割引は30%。

残りの176.8km分6460円が30%割引で4522円(四捨五入で4520円)になる。

 

平日朝夕割引き後1820円+大口多頻度割引き後4520円

合計6340円

(通常料金10,100円)

 

こういう計算になります。

首都高・阪神高速の割引き

 

首都高・阪神高速でのETC割引きはETCコーポレートカードだけ。

ETCマイレージのポイントも首都高・阪神高速には付きません。

 

阪神高速8号京都線はポイントが付きます。

 

割引きは次の二種類

車両単位割引

車一台の一ヶ月の利用料に対して割引きされる。

月毎の道路使用料金 割引率
5,000円超~10,000円まで 10%
10,000円超~30,000円まで 15%
30,000円超~ 20%

 

契約単位割引

契約者の1か月の首都高のご利用金額が100万円超え、かつ自動車1台当たりの首都高月間平均利用額が5,000円超えた場合、割引率:10%

 

大口多頻度のときと同じく、ある程度の規模の会社向けですね。

ETCコーポレートカード利用明細

 

参考のため毎月送られてくる利用明細の見本を紹介します。

それぞれの項目の説明がされていて利用明細の見方がわかるようになっていますね。

ETCコーポレートカード利用明細見本PDFファイル

 

登録した車両しか割引対象にならないため、車両不一致があった場合は割引対象外になるのがわかると思います。

ETCコーポレートカードのデメリット

 

ネットで言われているETCコーポレートカードのデメリットを考察してみます。

 

NEXCOの3社か、協同組合でしか作れない。

普通のクレジットカードをWEBから申し込んで作るETCカードに比べたら、用意する書類もあって、結構面倒くさいと思います。

しかし誰でもが使うカードではなく仕事用のETCカードなので、そのへんはしょうがないんじゃないでしょうか。

 

協同組合だとWEBからフォームで申し込むと申し込み書類が郵送されてきます。

 

ある程度の利用金額がないと割引は受けられない

例)月の利用額が3万円以上:テイ・ネット物流事業協同組合

たしかにそうなんですが、仕事用に作るETCカードなので、それなりに利用金額のある人だけが作ると思うのでデメリットとは言えないかもしれません。

 

使える車両が限定される

これは、その会社の車両の使い方によりますね。

車両が限定されるため、管理する側からするとそれぞれの車両のことを把握出来ていいのですが、複数の車を同じETC

カードで使いたいケースもあるかもしれません。

 

そのため通常の法人ETCカードとETCコーポレートカードの両方を持って仕事の状況によって使い分けている会社もあります。

 

それほど利用頻度はなく使用する車両もさまざま ETCマイレージ付きの法人ETCカード
利用頻度は高く車両も決まっている ETCコーポレートカード

 

ETCコーポレートカードまとめ

 

平日朝夕割引き

時間帯で受けられるが適用されるのは一日二回だけ。

一ヶ月の利用回数が5回以上でないと受けられない。

 

大口多頻度割引き

その名のとおり多く利用すればするほど割引きになる。

 

首都高・阪神高速の割引き

首都高・阪神高速でのETC割引きは協同組合経由で申し込むETCコーポレートカードだけです。

 

 

ある程度の規模の会社で利用頻度が高い場合は特にETCコーポレートカード導入が経費削減に効果を発揮するようです。

 

車両150台の会社の例
・導入前の高速料金月額:8,500,000円
・導入後の高速料金月額:7,500,000円

 

もちろん個人事業主でも利用頻度が高ければが経費削減に効果的だと思います。

 

ETCコーポレートカード、上手に使えば普通のETCカードより断然お得です。

高速道路料金の経費、見直してみませんか。

 

↓ETCコーポレートカードの申し込み・資料請求はこちらから


関連記事↓

 

 


 

以上「ETCコーポレートカードとは?徹底解説2018版」でした。

      2018/05/10